【銀魂×約束のネバーランド】 雪の降っていたあの日2

48いつもと違う“いただきます。” ページ6

そういえば、レイはシスターに与えた餌ってなんなのかな。

「レイって耳弱いんだね。」

私は今、優しきお姉ちゃんというより、悪魔のお姉ちゃんって顔してる。

どうせレイにまた軽蔑的な目で見られて｢きめぇ……｣って言われると思ったけど…。

レイは足早に食堂に向かって行ってしまった。

「変なレイ…。」

するとフィルがピョンピョンと跳ねながら私に飛びついてきた。

フィル「A！今日隣で食べようよ！」

「いいわよ。でもフィル、一緒にお手伝いしてからね。」

フィル「うん！
あ！あとさ、さっきシスターがレイの引き出しを漁っていたんだ…何でだろ？」

見事に引っかかってくれたのかしら…罠に。

「何かレイに頼まれていたんじゃないかな。」

フィル「そっか！」

シェリー「ねぇ、A。」

「どうしたのシェリー？
私達もお手伝いに行かないと。」

シェリー「さっきね、レイの顔が赤かったの！
｢熱あるの？｣って聞いたけど、｢大丈夫｣って言ってたの。」

私はシェリーに向かって微笑む。

「大丈夫よ。私がさっき見たときは熱なんてなかったわ。」

何でなのかは知らないけどね。

でも熱じゃないことは確かなのよね。

さっき私がからかったからかな？

「ふふっ。さ、食堂に向かいましょ。」

私はそのとき気づいてなかった。

私の上……2階でとんでもないことが動いていることに。





「｢いただきます。｣」







ノーマン「脱獄決行は6日以内。
もしできるなら明日したい。
ママとシスターに動かれる前にーー。」

エマ「発信器はもう壊せる。
あとはこの「下見」を残すのみ。」

「行こう、下見を終えれば脱獄よ。」






13:00 逃げ道の下見開始

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