66呪いたいほど幸せな気持ち ページ32
ゴボゴボゴボ……
レイはそのままオイルを床にまいて言っている。
エマ「レイ……。」
レイ「大丈夫。
ここは
日が回る前にちゃんと逃げられる。」
どいてろっと私は石油から離れた。
エマ「ねぇレイ、1つ気になったんだけど……。」
「……火事を起こしてもさ……ママがもし建物を放棄したら？」
私とエマの額の汗はいつにも増して多い。
心臓が高なっているのが分かる。
レイ「気づいた？」
そう言うとレイはもう1つオイル缶を手に取った。
レイ「シンプルな話しさ。
こうすればいい。」
「ねぇ、レイ待って！」
その声は届かず、レイはオイルを被った。
エマ「レイ!?」
オイルはどんどんレイに染み込んでいく。
レイ「サイコーだろ？
出荷が決まってる
絶対に捨て置けない。
……ずっとこの日を待っていた。」
床に無残に投げられたオイル缶はカランッとかわいた音を鳴らした。
レイ「12年……待ちに待たせた
ーー食えると思うなよ？
ーー食わせられると思うなよ？
商品？食用？知ったことか！
俺は人間だ!!ザマァ見ろ!!」
レイ……。
エマ「……待って。」
レイ「動くな。」
エマの声はレイの声でかき消された。
「レイ……どうして……。」
レイ「エマ、A。チャンスは一度きりだ。
俺の命もノーマンの命も無駄にするなよ……頼むから。」
あ、そうだとレイは本を渡してきた。
その最後のページには、ハウスでの沢山の写真が挟まれていた。
その中にはノーマンとの写真も。
それに目を奪われていたが、シュッという音に目を上げる。
するとレイはマッチに火を付けていた。
ボーンボーン
0:00を知らせる金の音が食堂に響き渡った。
レイ「時間だ。これで俺は12歳。
呪いたい人生初だったけどお前らとの時間は楽しかった。」
エマ「ダメッやめて……！」
「待って……レイ！」
レイ「ありがとう。
バイバイ、エマ、A。」
レイはそのままマッチを落とす。
エマは火を消そうと前に飛び出た。
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いちご(プロフ) - 素敵な作品ですね！！更新再開の予定はありますか？続編頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2022年2月8日 23時) (
レス) @page50 id: a2b06cd108 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉桜(プロフ) - あずきぱふぇ@狂愛さん» 返信遅れて申し訳ありません！！絡みですね…承知しました、検討してみます！あと、作品を読んでくださりありがとうございます！ (2021年4月3日 22時) (レス) id: e8ee42e7f8 (このIDを非表示/違反報告)
あずきぱふぇ@狂愛(プロフ) - あとあと！(しつけぇ)銀魂メンバーと約ネバメンバーの絡みが見たいです！番外編とかで(？) (2021年3月24日 17時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
あずきぱふぇ@狂愛(プロフ) - 私はあんここしあん派です！コロナ太り…私だけじゃなかった…同志y((てめコルァ紅葉桜様に気安く話すんじゃねぇよ えと、続編楽しみにしてまっす！！頑張って下さい！！あと私もあと1年くらいしたら受験なので頑張りたいなと思いました。あれ作文？ (2021年3月24日 17時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
紅葉桜(プロフ) - ドラゴンさん» 寝れてるじゃないですかコノヤロー！！笑 続編に関しては少々お待ち下さい！作者の脳みそが爆発してから再開できるので、楽しみにしていただければ嬉しいです笑 (2021年1月21日 22時) (レス) id: e8ee42e7f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉桜 | 作成日時：2019年7月11日 22時
