15お墓ってあんまり行く機会がない ページ18
「そうか……墓を作ってくれてありがとうな。
私が寝て……天界にいる間にそんなことがあったなんて。」
桂「ここにでも泊まっていけ、もう夜も更けておる。」
「あぁそうさせてもらうよ。」
桂「お前は“美しく最後まで生きれた”か？」
ふっ…あの言葉かよ。
「未練があるからどうにも言えねぇが、……少なくともその時は思えたな。
つーかお前が泣くとは珍しい。」
桂「お前は俺をなんだと思っているんだ！」
「は？ただのヅラだけど。」
桂「ヅラじゃない、桂だ！
そういえば千紘は？」
「寝ちまったみたいだな。」
私はヅラに千紘を見せてやった。
桂「泣き疲れてしまったのか。
まだ子供だな！」
「……それ千紘に聞かれたら殺されるぞ…。」
桂「1度殺されてみるのも悪くないな！」
「私みたいに例外中の例外になれるわけねぇだろ。
つーか何？
サイコパスか？
なんなら今すぐ私が天誅したろうか？」
私はじっとヅラを睨んだ。
桂「按ずるな、ジャパニーズジョークだ。」
いやそこはアメリカンジョークでいいと思うけど……。
桂「しかし……そんな目をするな。
今にも呪い殺されそうだ。」
まぁ、現にそういう奴なんで。
途中休暇貰ってるだけだから。
「てめぇはホントにバカだよな。」
桂「バカじゃない桂だ！」
そういうところだよ。
桂「お前に呪われるよりは斬り合う方がマシだ。」
「え、何？
殺してもいいって？」
桂「また今度にしてくれ。」
ちぇーつまんないな。
言われなくても呪い殺すわ。
「…………高杉は、この2ヶ月間…何してた。」
桂「あぁ奴か。
特に変わりはないぞ。」
つーかそもそもアイツ、私が死んだこと知ってるんか？
桂「そういえば、折り鶴が置いてあったそうだ。」
「そうだって何だよ。」
桂「？あれ、お前は知らんのか？
千紘が毎日欠かさずに墓参りに行っていたから、墓に置いてあったんだと聞いた。」
え、マジで？
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紅葉桜(プロフ) - ただの絵描きさん» ただの絵描きさんー!!ありがとうございます！応援を頂けるなんて……！マジ感激!!頑張ります!! (2019年10月2日 18時) (
レス) id: e8ee42e7f8 (このIDを非表示/違反報告)
ただの絵描き(プロフ) - うおおおお！！！！新作っすね！めっちゃ楽しみにしてます！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年10月2日 17時) (レス) id: 975a55d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉桜 | 作成日時：2019年10月1日 22時
