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9護るか、犠牲にするか。 ページ11

まずい……!!



勿論彼の攻撃の対象になったのは千紘だった。



何とか間に合ってくれ……。



そう願い、足を動かしていたがそうもいかず。



キーン!!



神威「あれ?逃げるつもり?」



「……戦闘民族とはここまでも空気の読めないものなのか。」



神威の攻撃を受ける。



でもおかしい。



後ろからの斬音が聞こえない。



阿伏兎が対処してくれたのか。



「悪いけどその手退けてくんない?
私達には私達の目的がある。
また時間がある時にして。」



私はそのまま飛び、神威から距離を置いた。



だが、一足遅れたのか、神威の攻撃が私の肩に激痛を走らせた。



しかし、私は兄弟子を甘く見ていたのだ。



ザシュッ



私の腹部から大量の血が噴き出した。



千紘「先生!!」



来てはダメ!!……何故なら…………。



私がよろめきかけたその時。



神威/朧「?!」



私は剣でバランスを保ち、両サイドに蹴りをすかさず入れたのだ。



そのまま厄介な手下共を次々に斬っていく。



すると急に目の前に神威が現れた。



神威「凄いや。2つの敵を両立しながら倒していくなんて。」



なんて、笑顔で攻撃してくる。



神威「でも……俺も本気出さないとネ。」



完全な夜兎の顔になり、死に物狂いで攻撃してくる。



そして朧も。



朧「流石あの人が自慢していた程はあるな。」



「……先生が…………。」



朧「しかし師である以上、弱点は決まっている。」



その瞬間、周りの敵が消えた。



いや……移動したのだ、千紘の元に。



千紘「……せん……せい…。」



目の前でスローモーションのように刃が刺さろうとしている。



神威はどうするのだろうとワクワクしながら攻撃を仕掛けてきていた。



普通なら助けるのが当たり前だろう。



しかし、私はほんの少しだけ考えてしまった。



千紘を犠牲にすれば、奈落を潰せる。



何も気にせずに春雨の相手ができる。



昔なんて犠牲なんて勝つためなら当たり前だった。



なら?



拾ったけど、ついてきたのは千紘自身だ。



悪魔がどうするのか、嘲笑ってくる。



私は………………。

10師であることを→←8死を乗り越えて



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紅葉桜(プロフ) - ただの絵描きさん» ただの絵描きさんー!!ありがとうございます!応援を頂けるなんて……!マジ感激!!頑張ります!! (2019年10月2日 18時) (レス) id: e8ee42e7f8 (このIDを非表示/違反報告)
ただの絵描き(プロフ) - うおおおお!!!!新作っすね!めっちゃ楽しみにしてます!更新頑張ってください!応援してます! (2019年10月2日 17時) (レス) id: 975a55d1b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅葉桜 | 作成日時:2019年10月1日 22時

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