31ついに動き出すのか?! ページ34
「それは、守りたいものがあるから。会わなければならない人がいるから。そのために強くならないといけない。だから。」
桂「それはいい事だな。Aよ!
その人には会えるのか?」
「……会えない。今生きてるのかも……いや、生きてるわ!」
桂「それはどういう…。」
「……なんでもないわ。」
ありえないことを考えてしまった。
エマ達は必ず生きてる。
外の世界でも頑張っているはずよ!
感情的になって、拳を握る手に血が滲む。
桂「……言えないことなのか。」
桂が私の手の血をハンカチで拭き取った。
「なんでハンカチなんて持ってるのよ。
……だからなんでもないって。」
桂「じゃあ、出身はどこだ。」
「……分からない。」
桂「はぁ。「真選組の頭脳」とも言われたお前が出身も分からないとは…。嘘だろ?」
「…どうしてそう思うの?」
桂「見れば誰でも隠していることなんぞ分かるぞ。」
「……言ったってフィクションと思われるのよ。それなら言わない方がマシだわ。」
桂「ならば、証拠とやらを探せば良いことはだ。お前の首もそのひとつなのだろ?」
ビクッとなり、自然に首に触れる。
桂「お前が会いたい相手もなんでも調べることが必要だ。」
どうせこの世界にそのような資料があるはずない。
でも何故だろう…。
「あるのなら、探したい。調べ物を。」
桂「では俺はおいたまさせてもらうぞ。」
桂が立ち上がった瞬間、小型爆弾を置くのが見えた。
私はすぐに気づかれないように桂の胸元に戻した。
「次は捕まえるから。」
桂はニヤニヤと去っていったが、数秒後爆発した。
ざまぁみろ!
さっきまでいい雰囲気だったから見直したと少し思ったのにな。
そう言ってクスクス笑いながら屯所に戻った。
「真選組の頭脳舐めちゃダメよ。」
でも、ちょっと私も行動しないと。
今は何もわからないけど、ちょっとずつでも情報を集めないと。
ありがとう桂、そしてグッバイララバイ。
桂「くっ…。やられたな。やはり力は本物だな。ん?エリザベスか。」
エリー“また怪我したのか。”
桂「少々、小細工がバレてしまってな。
しかし……アイツの隠し事も、上手くしないと事が大きくなりそうだな。」
エリー“あの少女隊士が?”
桂「アイツを甘く見てはいかぬぞ、エリザベス。能力はお前もわかってる通り確かだ。」
エリー“おう。”
桂「まあ、俺達攘夷のすることは変わらぬ。
明日に備えて帰るぞエリザベス。」
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あずきぱふぇ@狂愛(プロフ) - キャラが謝罪をw 私は全然いいです!むしろ指かんでんの可愛かったです!(銀時推し) (2021年3月24日 15時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
紅葉桜(プロフ) - Vさん» それは良かったです!!少し事情があって更新停止していてすいません……。これからも頑張ります!ありがとうございます!……ちなみに銀魂はマジで最高です。ぜひ見てください!! (2019年10月30日 18時) (レス) id: e8ee42e7f8 (このIDを非表示/違反報告)
V - 銀魂と約ネバのコラボ作品初めて見ました。私は、あまり銀魂に興味がありませんでした。でもこれを見て興味がわいてきました。ありがとうございます。 これからも更新楽しみにしています。 (2019年10月30日 10時) (レス) id: cb76a0c0de (このIDを非表示/違反報告)
未熟な林檎。(プロフ) - いっちご桜ァァァ!ほんま頑張ろ!いちご桜。のもオモロいよ!! (2019年7月3日 0時) (レス) id: e8ee42e7f8 (このIDを非表示/違反報告)
いちご桜。(プロフ) - 未熟な林檎ちゃぁぁぁぁん!!すっごい面白い!お互い頑張ろうね。 (2019年7月3日 0時) (レス) id: 93be246199 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅葉桜 | 作成日時:2019年6月30日 12時