【イナイレ】信じるココロその8！ (ページ33)

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371話ページ33

まったく…円堂のその優しさにはかなわないよ。

A「わっかた。私が響さんに伝えておくね」

佐久間「監督じゃ駄目なのか？」

A「…久遠監督でもいいけど、あとで怒られるのは君達だよ」

佐久間「……確かに…怒らせたら怖そうだな……」

それに影山つながりなら、響さんの方が状況判断早そうだしね。あ、別に久遠監督が鈍いって言ってるんじゃないよ。長年影山といたなら、何をするかわかるよねって話。

そんなこんなでフィディオ達と戦うと思ったら、今まで黙ってた奴が口を開いた。(久しぶりな気がする)

不動「やりたきゃ勝手にやれよ。俺は別行動させてもらうぜ」

円堂「え」

佐久間「不動…お前……あいつの所に行く気か！」

不動「さあ、どうだろうね」

A「…まだ影山に協力するつもりなの？あんな事されて」

不動「……お前だって、あいつに協力してたんじゃねぇのかよ」

A「えっ…」

どういうこと？
私が影山に協力してた……？

不動「ここまで影山を野放しにさせたのはどこの誰なんだ？」

A「別に私は…野放しになんか……」

不動「じゃあなんで、円堂に話さなかったんだ？」

A「それは、何度も言ってるけど…迷惑かけたくなかったから……」

不動「…そう言うわりに、お前はイナズマジャパンのコーチとして現れたよな。それってよ、俺達が影山の事探らないようにするためだろ？……あいつの作戦の邪魔になるからな」

A「なっ！違…っ！」

不動「違うなら何で、今になって焦って探し始めたんだよ。……影山がこれから何をするのかわかってなきゃそうならねぇだろ」

A「ちが…」

本当に違うって言えるの？

私がしてたのって、有人達からしてみたらそう思われてもおかしくないよね？

……でも、違うからって本当の事は話せない。
また、私は嘘をつかなきゃいけなくなる。

こんなのの繰り返しじゃ、不動に何も言い返せないよ……

何も言い返せなくなった私はただ下を向くしかなかった。

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