ボールペンの芯のストック切れて勉強する気なくしたので、歌い手活動始めました。

『この話終わったら作者から発表あるべ！！』「悪い知らせじゃないから安心してー」 ページ37

結局途中から96さんも参加して、目の前にいるのに直接は会話しないというカオスな現状が発生している。

　他の歌い手さん達から［通知がうるせぇ！ww］というツイートが飛んできて、それに二人は［嫉妬かな？］とよく分からない返答をしたり。
　あと、I'mの子やリスナーさんから［キャスやってほしい！］というコメントが目立ち始めた。確かに、Twitterrでこれほど会話しているし一緒にいるのだから...という思いは一リスナーとして共感できる部分がある。

　センラさん(セン子ちゃん？)からの質問に答えてから、

「キャス......やりますか？」

　と聞いてみる。

「え...やっていいん？！」

　一番に反応したのは満面の笑みの96さんでした可愛いかよ(((
　志麻船の二人は声を出して喜んではいないけれど、笑顔を見る限り嬉しそうだ。可愛いかよ(二回目)。

「あくさん...は大丈夫なんか？別に無理してやらんでもいいし、そこまでリスナーに気遣うこともないんよ？」

　何て呼んでもいいか迷っている...そんな感じで私を“あくさん”と呼び、志麻さんはそんな言葉を私にかけた。センラさんも、静かに頷いている。
　そのとき初めて、私は自分の本名を言っていないことに気づく。

　確かに、本名も言っていないのに信頼されているのだろうか...みたいな疑いは誰でも持ってしまうだろう。私だって、そうだ。
　だからこそ二人は、家にすら入っていない状態でも、自分の活動名と本名を言ったのだろう。

　そこまで気づけなかった自分が、腹立たしい。
　確かに、急に推しが二人増えて混乱していたとはいえ。

　思考が一致して＿＿＿思わず私は、反射で正座した。

「あああ自己紹介遅れすみません！！aqqleという名前でボカロＰやらせていただいています、初鳴 Aと言います！箱推しです！！当然お二人もファンです！これからよろしくお願いします！！」

　...何でだろう思いっきりまくし立てたらすごい恥ずかしい自己紹介になっちゃった気がするよ？！？！
　待って無理勢いで言わないで考えればよかった！！そしたら多分もうちょっとマシな文章になってたのに！！
　これで引かれたらどうしよう！！
　お仕事も推し事も終わるよ？！←←

　一人で自己紹介かっ飛ばして一人でわたわたしていると、

「ぶっ...は！！わっるいちょっとツボ...」

「ちょ、まーしぃ、笑っちゃダ...っくっ...」

　イケボで笑い声聞こえました素敵☆...とか言ってる場合じゃねぇ！！

『「志麻さん！！！！10周年！！！！ワンマンツアー！！！！おめでとうございます！！！好き！！！」』→←『何でこんなテンション高いんだろ作者』「知るか」

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