年下のいいなりなんて勘弁だ！ ＊沖田総悟＊

27.初めて ページ28

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総悟って呼ぶだけじゃない



そんなことで何を手間取ってるのよ…



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「……そっ…」



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“総悟”




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「…そっ



総g「お待たせしましたー！」



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私のか細い声はウェイトレスさんの元気な声で



かき消されてしまった



ごゆっくりー、と言って彼女は消える



私の前にはアイスティーが置かれた



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「…」



「…あ、来ちゃいましたアイスティー」



「…アイスティー来ちゃいやしたね」



「…あ、あはははは」




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恥ずかし…



勇気を振り絞って声にしたのに



ちゃんと言えなかった



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あぁ、恥ずかしい。



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「なーにシラけた顔してんでさァ」



「…しらけますよ、そりゃ」



「名前を呼ぶくらいでほんと大袈裟でィ」



「うるさいですね」



「…まぁ、可愛かったからいいでさァ」



「…っま、待って！


もーいっかい頑張ります！」



「…」



「…そ…そー…」



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総悟！



総悟って呼ぶだけ



大丈夫わたし！



言え！言うんだ…！！



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「そうg「大変お待たせいたしました！オムライスでございますー」



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もぉぉぉぉぉ！！(怒)



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「…ッ…フッ…ククッ…」



落胆するわたしの前で肩を震わせながら笑う悪魔が。



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「Aさん、残念すぎでさァ」



「…早く食べてください」



「よく頑張りました」



あなたに励まされても嬉しくないわ



「…じゃあ、名前で呼ばないと罰ゲームでもしやす？」



「…恐ろしそうなので結構です」



「でしょーねィ」



「…」



「名前ごときで恥ずかしがるなんて中学生でさァ」



「…くそぅ」



「何でィ」


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「……総悟くん」




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「…え」



「…こ、これでいいでしょ！



やればできるんですから！YDKなんですから！」



「………かわ…」




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初めて名前を呼んでもらえて


嬉しすぎた総悟くんでした(*^^*)



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