年下のいいなりなんて勘弁だ！ ＊沖田総悟＊

10.キス ページ11

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とられるって…



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「お、大袈裟ですよ


銀さんは普通に、ただの知り合いというか


ちょっと優しい人というか」



「Aさんの事だから


どうせ、可愛いとか言われたんじゃないですか？」



「そんなの言われ…」



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た…




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「言われたんですかィ？」



「！い、言われるわけないじゃないですか！」



「顔に出てまさァ」



「えっ嘘…」



そんなに顔に出てた？



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「Aさん、鈍感すぎ」



「…何よ」



年下にバカにされてムッとなる



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「可愛いってのを自覚してもらわねぇと困りまさァ」




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かっ…




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「可愛くないです」



「そーいってる顔が可愛いんでィ」



沖田さんの左手が私の右頬に触れる



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「ちょっ、運転中」



「信号止まりでさァ」



「だ、だからって…」



触られた頬がすごくこそばゆい


優しくゆっくり撫でられる



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この手慣れた感じが余計むずむずしてしまう




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「…キスしていいですかィ」



「だ、ダメに決まってるでしょ「遅ェよ」



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頬からするすると後頭部に手を伸ばされ



がっちりと頭を固定される



目の前が真っ暗になる



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秒的な速さで唇に柔らかい何かが触れた。



それが何なのかわかるのに



そう時間はかからなかった



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