: izn side ▽ : ページ12
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izn .
血の繋がり
それは、俺にとって一番大事な事だった。
分かっていたいたなら、気づいていたなら、
なんで オレの前に現れた？
「 はじめっから、孤独なら 耐えられた。 」
「 イザナ、それじゃあ ワタシは、… 何 ？ 」
怖くなった、Aと俺を繋ぎ止める ナニか が何処を探しても見当たらない。
嫌だ、嫌だ、嫌だ、イヤだッ、！！！
そんな目で、見るな っ、！！ っ、… オレ はッ、！
「 他人同士が 紙切れ一枚で 家族になるんだよ。 」
真一郎の顔がチラつき、頭を抱えては 自分を正当化する様に頭の中で 言葉を繰り返す 。
そんな俺を引き戻す様に 細い指先が頬にそっと触れた。
張り詰めた糸が切れたように だらりと力 無く落ちた 掌を両手で包み込む 彼女の手は 俺よりも何倍も小さい。
そこに、血の繋がりなんて無い 。
清々しいまでに、言い切ったAの顔は至って真剣で、俺は目を逸らせなかった。
彼女の声は妙に腑に落ちてしまったから。
俺が望んだ家族は、繋ぎ止めるものだった。
でも、Aは 初めから何も無かった。
それでも、傍に居ることを 俺自身が受け入れられた。
あると思ってた幸せが、奪われたとばかり思っていた。
それは、間違いだったのだ。
俺は、差し出したんだ、間違った事など ひとつもしていない。心から望んだ家族は、血の繋がりすらなかったのだから。
彼女を腕の中に閉じ込めて、抱きしめる。
それは、力の加減も出来ぬほど強く。
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「 まだ、私 警察のお世話にはなりたくないよ。」
別に、俺的には逆に好都合だし、… ほら、また アイツもこっち見た。
どうせ、鈍いAは気にも止めてないんだろうけど、オマエの事 狙ってる 輩が そこら中にわいてる。
チッ、俺に埒が明かねぇなんて思わせるなんて、相当だぞ、灰谷ンとこの兄弟かっつーの。
「 だんだん 不機嫌になってくじゃん。 」
「 誰のせいだコラ。 」
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: やっと、本誌 軸 突入 で きそう。 :→←: izn side :
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おみ - ほんとに好きです！神作品すぎます (6月5日 22時) (
レス) id: 7d3ae99362 (このIDを非表示/違反報告)
Quu(プロフ) - そーださん» わ〜、嬉しいです、ありがとうございます❤︎ (2022年8月5日 21時) (レス) id: 86c7f59058 (このIDを非表示/違反報告)
そーだ - 作者さん文彩良すぎません？ほんとに憧れます！ (2022年8月5日 10時) (レス) id: 93b7f457cb (このIDを非表示/違反報告)
Quu(プロフ) - 引きこもり隊さん» コメント二度もありがとうございます〜！神作品には、及びませんが、更新頑張れます、ありがとうございます^^ (2022年6月20日 17時) (レス) id: 13d4e9d2bb (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - え、神作品見つけた・・・。焦ってコメントミスりましたｗ 応援してます！！ (2022年6月20日 9時) (レス) id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Quu
| 作成日時：2022年5月14日 1時
