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『今から数十年前、一卵性の双子が、田舎の病院の娘として生まれた



姉は口がうまくて、カリスマ性にあふれていた、運動も勉強もでき、人一倍優れた人間だった



妹は、明るく元気で、みんなから人気だった、それに加え人より少し記憶力がよかった



そんなある日、二人に二人目の小さい妹が生まれたころ、その双子と、その双子の妹二人はとある組織にとらわれた




長女はその戦闘力とから早くもコードネームをもらい、殺しこそしてなかったけど幹部としてその組織に打ち解けていた、



次女は持ち前の頭の良さと記憶力から、四女と研究所にいた、



その中でもずば抜けていた次女はそのうち組織からも一目置かれ、コーネームをもらった、四女ものちにコードネームをもらったらしいけど



三女は普通の暮らしをしていた、私たちが裏切らないように、駒として



そんなある日、次女は組織にとって都合の悪いことを記憶してしまったの、



ボスについてやラムについて、そのほかの機密情報を、記憶してしまった



だから組織はあなたを殺そうとした、だから二人で逃げだしたの」


優しさはもう、どこにもない



『ちょうどそこはイギリスでね、たまたまお母さんのお姉ちゃんに拾ってもらえた、』

「メアリー母さんのこと?」

『そう、思い出してきた?私たちはメアリーさんのもとで少しの間お世話になった、
 けど、すぐに組織に見つかったよ』



だから、私は自分の手を染めた、人生初めての殺しを、ね



「じゃあ、私もその組織にいたっていうの?嘘だよ、だってそんな記憶ない!私たちは日本から直でイギリスに行って」

『それは私がつくり出した幻想だよ、組織の機密情報や組織で危険な毒薬を作っていたなんてことを知るのは、あまりにも酷だって、メアリーさんと話したの』

「う、嘘だ」

『じゃあ、11歳と12歳の時の誕生日プレゼント、覚えてる?』



組織にいたころにもらったプレゼントは二つ



「銃、ナイフ、、、これって、、でも、、」

『ブロンクス』

「!?」



コードネームと殺しの道具だ



「カーディナル」



ごめんね、ごめんね、バカで弱いお姉ちゃんで



『カーディナルのカクテル言葉は《優しいウソ》だよ』

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作者名:リンネ x他2人 | 作成日時:2023年6月24日 10時

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