53，感触 ページ5
「君、完全に狙われているね」
フィールドを走っているサタンの横に一星が近づくと哀れみと可笑しさを込めてそう言った。それに対してフンと鼻を鳴らす反応を見せた一星をにやにやと見つめていたが、飽きたのかまた首を動かすと初期の赤髪へと変化した
「だがこれ以上はさせはせん。我ら、刻印の意思のままに！」
叫ぶサタンの首もとに青いオリオン座の紋様が浮かび上がる。だがこんなところで匂わせる発言を叫んでは我らの提督鬼道さんが感づいてしまうぞ
アスはボールをキープしたまま鬼道と吹雪を抜き去るとサルにパスを出した。サルが風丸を振り切ってボールを出した先にサタンが構えていた
「″タイムトランス″！」
「″風神雷神″！」
互いの必殺技がぶつかるも、やはり円堂の目にはボールが2度打たれているように見えた。そこでそれに合わせて左サイドに飛んでみると今度は手にボールの感触を感じた。そのため数秒間は耐えることができたが、″タイムトランス″の威力は軽減できず4点目が入った
「円堂くん…」
「心配ない。円堂くんは必ず答えを見つける」
「夏未さん…」
マネージャー陣はゴールで暑く燃えている円堂を静かに見守っていた。だがその横で鼻歌交じりに団子を食べる趙金雲を見て彼に呆れの視線を送ったのだった
「一星は潰す。だがタイムトランスを止められなきゃ負けだぜ？」
「まずは一星を排除することに集中しろ」
彼の脳裏には膝を抱えて苦しむ豪炎寺、鋭利な針で円堂の横を流れたボール、自分を変えてくれた親しい友人を傷を付られたまだ新しい記憶が流れていく
「一星に対処するのはいい、だが″鬼道有人″を見失うなよ」
故に風丸の忠告も″排除″という言葉で流してしまった
ホイッスルと共に灰崎が吉良にボールを回したことで試合は再開する。そのボールは一星に悪意を込めて放ったのでが流れるようにサルが受け止めてしまった。サルは一星と互いに流し目で語るとそのまま前線へ走る
「アイツら…！」
「一星ごとまとめて潰してやるか？」
「アイツら…なんかしてやがるな」
FW2人の行動に薄々感づいていた不動は先程の会話で何かを確信し、興味を持ち出したようだ
【両チーム、エキサイトしているぞ！これは試合というよりもはや抗争だ！】
オラオラとサルの顔面、アスの腹、首、肩、暴力のようにボールをぶつけていく吉良と灰崎に実況は思わず叫んだ
″ピッチの体罰指導者″
鬼道はキャッチコピーをこれにしてはどうだろうか
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Setsuki.(プロフ) - 良子(ラッコ)*さん» なんか、1年生なので童顔を意識したら小学生くらいになってしまいました笑 応援、ありがとうございます！なんか勝手にふざけたの描いてごめんなさい汗(リア充見た時の顔とか…←)私も、良子さんのこと応援してます！頑張ってください！ (2019年5月16日 20時) (
レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
良子(ラッコ)*(プロフ) - Setsuki.さん» ありがとうございます！細身の綺麗な雰囲気で書いて下さって、線とか、画力の高さが目にしみます･･･。何気にイラスト書いて貰ったの初めてで、こうも嬉しいものなのかと目頭が熱くなっています。Setsukiさんも絵師としても、執筆者としても、応援しますので頑張って! (2019年5月16日 18時) (レス) id: 8f91876c31 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - 白黒で申し訳ないです。ごめんなさい (2019年5月15日 22時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/b/4/7/b47f19bd8787bd22a00ed67eeed75d36.jpg.jpg (2019年5月15日 22時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - 良子さんどうも！大変遅くなりましたが、この小説の黒裂ちゃんが完成しましたので報告しに参りました！URLはここに載せておきますね！ (2019年5月15日 22時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：良子(ラッコ)* x他1人 | 作成日時：2018年12月8日 23時
