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かたん、と扉が開く音。

靴音、吹雪の音。


寒い、気がする。


「ねぇ、お前にお土産をあげる、瓶だけど」


「…ん」


「何、中身なら僕が食べたよ」


「ん…ん、ん」


「ねぇ、言いたいことがあるなら言えば?」


深夜、寒い森の中で毛布にくるまる私を叩き起こすのは彼だった。


起きていたらそりゃあ、中身が食べられていても喜んでいただろうけど。


眠気がどうにも襲ってきて、寒いよ、と何度も呟いてみる。

効果はなかった。


「寒いの、オーエン…」


そう言えばおとなしく毛布が帰ってきたので眠った。

今度はちゃんとフォレノワール作るから…。






「なに、おまえ、なにしたの」


彼女を何度も揺さぶるけれど彼女は起きない。


真っ白なシーツに散らばる髪にもいやにドキドキして、変だ。

本当はおもちゃにしてやるつもりだった、そうだったけど。



『寒いの、オーエン…』



なに、なにしたの、おまえ。

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猿モンキー(プロフ) - 有毒さん» ありがとうございます、身に余るお言葉です…not賢者書くのが大好きなのでそう言って貰えると嬉しいです、コメント、愛読ありがとうございました。 (2021年2月8日 0時) (レス) id: be542bd55e (このIDを非表示/違反報告)
有毒(プロフ) - コメント失礼します。文章がすごく綺麗で言動が本当にオーエンらしくてとても素敵でした(*´˘`*)今まで賢者=夢主のお話ばかりみていたのですが、賢者≠夢主の魅力に気づけました、、!これからも頑張ってください(*´ ˘ `) (2021年2月7日 23時) (レス) id: be10f7a4f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年12月11日 23時

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