･゜ﾟ･* ページ2
ピピピ……ガシャンッッ！！
けたたましく鳴り響く目覚ましを上から思いっきり叩く。
これで目覚まし時計壊すの何回目だろう←
今は、午前4時半。
………眠い。
目を瞑ったまま身体を起こし、一時停止。
……………寒い。
こういう日はここでもう一度こうやって、布団を被り直して二度寝する……って、ダメだ。
……今日はそういう訳にはいかないんだよね…。
5時に迎えに来てもらうってイーシンと約束しちゃったから。
仕方なく目を開け、支度を始めた。
と言っても完全に目は開かず…
「い"て"っっっっ！」
寝室を出るところでドアに足の小指をぶつけ、
「あ"っっっっち"ーーーー！」
コーヒーを淹れようとしてポットからお湯を出したら、お湯はカップではなく、あたしの手の甲に注がれ……。
気づけばもう残り30分もなく、朝ご飯なしで着替えと身支度を終わらせて家を出た。
最後にジョンイナから貰ったマフラーを首に巻いて。
やっぱり朝方って寒い。ううん、まだ明けてねえわ。
朝早いし、なんて言うんじゃなかったな…。
コンビニの駐車場は見事にガランとしてて、そこに一台だけポツンと止まっている車が見えた。
だからすぐ分かった。
LY「おはよぉ〜」
いつもと変わらずふにゃっとした笑顔で挨拶するイーシン。
『おはよ』
あたしはイーシンの笑顔に癒されながら車に乗った。
LY「朝は寒いからぁ、このカイロ使ってねぇ」
そう言ってあたしの手に温かいカイロを持たせる。
LY「うわぁっ！」
『なにっ！？』
いきなり叫んだイーシンに吃驚する。
LY「Aちゃん、火傷してるぅ。僕が治してあげるからねぇ？」
そう言ってさっき火傷したあたしの左手の甲を自分の頬に当てて「治癒治癒〜」っと言いだすイーシン。
きっと朝早くて少し寝ぼけているんだろう。
あたしはそう解釈することにした……。
車はあっという間に最寄りの駅に着いた。
LY「じゃあAちゃん気をつけるんだよぉ？帰りも連絡くれたら来るからねぇ」
『うん、ありがと』
LY「行ってらっしゃい」
そう言ったイーシンはあたしのほっぺにチュッとキスをして、ヒラヒラと手を振る。
今のはきっと幻覚だ、うん。
そう信じてあたしは改札口へ急いだ←
あたしが改札口を通るまで、イーシンは車から降りて見送ってくれていた。
………こんな朝早くにごめんね。
イーシンに軽く手を振って、あたしは階段を駆け下りた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 172人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rioovo26(プロフ) - とても面白い話で何回も読み返してしまいます、続きがぜひ読みたいです。 (2019年2月18日 14時) (
レス) id: 5e22cff709 (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - おかえりなさい！復活とても嬉しいです！また頑張ってくださいね！ (2017年9月20日 17時) (レス) id: b69e4f71c2 (このIDを非表示/違反報告)
苺みるく - 待ってましたー！！ (2017年9月10日 16時) (レス) id: 7cbb5a367b (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - メッチャ楽しみに待ってました！！復活して嬉しいです(≧▽≦) (2017年9月9日 14時) (レス) id: f63916396c (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 嬉しすぎる！待ってました！！ (2017年9月9日 12時) (レス) id: aef95dad1b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぱんだ | 作成日時：2017年9月8日 20時
