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堀川「落ち着いた？」
山姥切「ああ…取り乱して済まなかった」
堀川「いや、僕の方こそごめん。疑っちゃって」
山姥切は堀川と縁側に座って気持ちを落ち着けていた。
そんな中でAは山姥切に尋ねる。
貴方「ねえ。あれは前の主だー、って言ってたけど、どういうこと？」
山伏「兄弟が先程の防衛戦の中で、前の主の姿を見たそうだ」
刀剣男士からも戸惑いの声が上がった。
山姥切「ああ。絶対にそうだと思って追い掛けようとしたんだが、上手いこと撒かれてしまった。くそ、俺が写しなばかりに…」
堀川「またそんなこと言って…大丈夫大丈夫、兄弟は国広の最高傑作だよ」
山伏「うむ。自信を持て、兄弟」
山姥切「兄弟…！」
今そういうのいいから！
そんな声がどこからか飛んで来たため、国広達は一旦口を閉じる。
そこでAは手に持ったペンダントを、そこに立っている寿の目の前に差し出した。
貴方「これ、寿のだよね」
寿「ん？…あっ！これ、失くしたと思ってた…！」
愛染『お、見つかったのか！主さん、ずっと探してたからなー』
寿「どこにあったんだ？」
貴方「本丸の外。あっちらへん」
Aがペンダントを拾った方向を指差すと、寿は少し怪訝そうな顔をする。
しかし寿はペンダントをじっと見つめ直して、良かった、と零して首に着けた。
貴方「それ、そんな大事なの？」
寿「ああ」
小さく返事をしてペンダントトップを握り締めている寿の目には、うっすらと涙が浮かんでいた。
貴方「まあ、探し物見つかって良かったじゃん」
寿「…でも、なんであんなとこに？そっちの方向にゃ万屋も街も無いぞ」
寿の言う通りだった。
ペンダントを拾った方向は、本丸から一直線に進んでも特に何も無い。だだっ広い平地があるだけである。
貴方「さあ。それいつ失くしたの？」
寿「え？…確か、俺が医者に担ぎ込まれた時かな。起きたら無くなってて」
そういえば、心当たりがある。
老医師に言われて審神者は寿のペンダントを外し、確かそれを懐に入れていた。
ドジな審神者のことだ。返すことをすっかり忘れていたのだろう。
Aの脳裏を、ひとつの可能性が過った。
もし、審神者が居なくなる直前までペンダントを所持していたのだとしたら？
もし、審神者が既に本丸を出ており、その道中でペンダントを落としていたとしたら？
まさか。
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そると@受験生(プロフ) - いつの間に沢山のコメントありがとうございます！これからも頑張りますぞ〜(*｀･ω･) (2017年3月31日 18時) (
レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
あやとり猫(プロフ) - 初コメ失礼します!! シリーズを見つけて1章から飛んできました!!面白すぎて涙が出ました(勿論感動でも出ましたよ!!) 鶴さん…みかち…ジジィが尊いことはわかりました(( そして遅くなりましたが続編おめでとうございます!!更新ゆるりと楽しみにしております!!(*＾▽＾*) (2017年3月20日 1時) (レス) id: ace5edcb89 (このIDを非表示/違反報告)
霧月(プロフ) - 続編おめでとうございます！！鶴丸さぁあん！！！ついに....！ついに....！恋をした！！！！短編も楽しみにしとりますぞ！！！ (2017年3月19日 20時) (レス) id: d9abe7bbeb (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - やったいちこめだやっふぃ！！！！続編おめでとうございますありがとうございます、いつも楽しみにしてます！ (2017年3月19日 20時) (レス) id: 2ca1777b5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると | 作者ホームページ：
作成日時：2017年3月18日 11時
