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貴方「はいとりあえず、安静にどうぞっと」
寿「うお、」
まだ薬が抜け切っていないのか、寿の体はあっという間に布団に戻る。
貴方「はい直球で聞きまーす。ストレスの原因は何ですか」
寿「あのなぁ…原因がストレスって決まったわけじゃ…」
貴方「どうせ自覚あるんでしょ」
正直なところ、寿は内心が全部顔に出るので結構分かりやすい。
全部表情でバレバレなのである。
寿「ん…まあないこともないと思うけどよ…」
貴方「じゃあ全部言って良いよここで。そっちの方が気が楽だろうし、あのドジどうせ今頃爆睡してるから」
端末をポケットに押し込みながら言うA。
寿の負担を軽くする。それも一つの目的だったが、Aにはもう一つだけ寿の悩みを口に出させる理由があった。
寿「そうか…そうだなー…」
寿は布団の上に胡座をかいて、ぽつりと言う。
寿「Aはさ、俺のことどう思ってる？」
貴方「は？…イケメン…？」
寿「いや、有難いんだけど見た目じゃなくて性格っつか、その辺の印象のことな。正直に」
貴方「正直に？んー…割と熱血人間で活発ってイメージあるかな。でも根は真面目だったりとか、割と努力家だと思ってるけど」
寿「そうか…お前はそう思ってくれてんのか」
貴方「？」
質問の意図が分からず、首を傾げるA。
寿「俺さー…なんだかんだでずっと迷惑しか掛けてねー気がすんだよ。またお前ここに連れて来て、師匠まで巻き込んで。俺、なんか役に立たねーどころか迷惑な奴だなーって」
貴方「…」
寿「師匠師匠ってつきまとってんのもウザがられてんのかなとか、色々考えちまってさぁ。それでまた今日もこんなクソ暑い中で町まで運ばせて。もう師匠にもお前にも合わせる顔がねーよ…」
顔を右手で覆い隠しながら寿は言った。
その手を素早く掴んで剥がすと、寿の瞳は潤み、今にも泣き出してしまいそうな顔をしていた。
寿「ぅ、あ、ちょっ」
恥ずかしかったのか、慌ててAの手を振り払って、真っ赤にした顔を体ごと布団で覆い隠した。
山姥切のような格好になっている青年の背中は、とても小さく見えた。
〜追記〜
最近だいぶ忙しいので更新遅れます…_(:3 」∠)_
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そると@受験生(プロフ) - いつの間に沢山のコメントありがとうございます！これからも頑張りますぞ〜(*｀･ω･) (2017年3月31日 18時) (
レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
あやとり猫(プロフ) - 初コメ失礼します!! シリーズを見つけて1章から飛んできました!!面白すぎて涙が出ました(勿論感動でも出ましたよ!!) 鶴さん…みかち…ジジィが尊いことはわかりました(( そして遅くなりましたが続編おめでとうございます!!更新ゆるりと楽しみにしております!!(*＾▽＾*) (2017年3月20日 1時) (レス) id: ace5edcb89 (このIDを非表示/違反報告)
霧月(プロフ) - 続編おめでとうございます！！鶴丸さぁあん！！！ついに....！ついに....！恋をした！！！！短編も楽しみにしとりますぞ！！！ (2017年3月19日 20時) (レス) id: d9abe7bbeb (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - やったいちこめだやっふぃ！！！！続編おめでとうございますありがとうございます、いつも楽しみにしてます！ (2017年3月19日 20時) (レス) id: 2ca1777b5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると | 作者ホームページ：
作成日時：2017年3月18日 11時
