短編:粟田口のたのしい遊戯�� ページ4
リクエストより、『大将組に泣かれて、それを女子っぽく泣き止ませて皆に「えっ」て反応される夢主』でーす。設定がかなり無理やりでーす。
＊＊＊
Aは、大広間の襖を開けた。
乱「おい…俺だって、男なんだからよ」
Aは、大広間の襖を閉めた。
今、なんか凄いものが見えた気がした。
厚「おいAだろ今の！逃げんな逃げんな！」
即座に目の前の襖がまた開き、厚に大広間へと引きずり込まれる。
退散したくなるのも無理はない。ネクタイに指を引っ掛けながら鯰尾に壁ドンする乱の姿が見えてしまったのだから。
しかし鯰尾は手を叩き、興奮したように言う。
鯰尾「乱凄い！格好良いよ！」
一方乱はいつもの調子に戻り、照れたように頭を掻きながらも自慢気に笑っている。
それを粟田口達が囲んで見物しているという、何とも不思議な空間がそこには出来上がっていた。
貴方「待って待って待ってなになになに」
包丁「ギャップ披露大会だよ！この前テレビで、『ギャップ萌え』っていうのが女ウケするって言ってたから、これをマスターすれば人妻にも…と思って！」
お前か。原因お前なのか。
確かに今日は粟田口に出陣命令はないが、その暇な時間はもう少し有効的に使えたのではないだろうか。
しかも包丁の放った最後の方の発言は下心丸出しである。
貴方「って言うか、なんで皆そんな必死なわけ…？」
平野「優勝商品があれなんですよ。僕は参加しませんが」
平野が指差す先には、黒い一升瓶。
平野「何でも、主君が次郎太刀さんから没収したお酒だそうで。いつも頑張っているから、と主君が粟田口に差し入れて下さったんです」
貴方「ふぅーん」
そう言えばこの前の夕餉の時に、次郎が審神者に掴みかかっていた。
次郎は、『アタシは酒がないと生きていけない』だの『もう出陣してあげないよ』だの『あれは大事にとっておいた上質な酒なんだ』だの言っていたが、審神者に一本背負いのような形で投げ飛ばされてやっと観念したのだ。
その時審神者は『飲み過ぎは体に良くないんだってば！』と言いながら次郎の背中を畳に打ち付けていたが、多分酒を飲み過ぎるよりもそっちの方が体に悪いと思う。
と、誰かがAの服を引っ張った。
薬研「A、ちょっと手ぇ貸してくれ」
それはニヤニヤと笑みを顔に貼り付けた薬研だった。
〜追記〜
あっダメだこれ展開が分かる(真顔
ランキング入り感謝！
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そると@受験生(プロフ) - いつの間に沢山のコメントありがとうございます！これからも頑張りますぞ〜(*｀･ω･) (2017年3月31日 18時) (
レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
あやとり猫(プロフ) - 初コメ失礼します!! シリーズを見つけて1章から飛んできました!!面白すぎて涙が出ました(勿論感動でも出ましたよ!!) 鶴さん…みかち…ジジィが尊いことはわかりました(( そして遅くなりましたが続編おめでとうございます!!更新ゆるりと楽しみにしております!!(*＾▽＾*) (2017年3月20日 1時) (レス) id: ace5edcb89 (このIDを非表示/違反報告)
霧月(プロフ) - 続編おめでとうございます！！鶴丸さぁあん！！！ついに....！ついに....！恋をした！！！！短編も楽しみにしとりますぞ！！！ (2017年3月19日 20時) (レス) id: d9abe7bbeb (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - やったいちこめだやっふぃ！！！！続編おめでとうございますありがとうございます、いつも楽しみにしてます！ (2017年3月19日 20時) (レス) id: 2ca1777b5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると | 作者ホームページ：
作成日時：2017年3月18日 11時
