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審神者「A、悪いけど付いてきてくれない？」
貴方「え？何で？」
審神者「…町の中で血まみれの人が血まみれの人背負ってたらさ、どうする？」
貴方「通報する」
審神者「でしょ？」
要するに、『正常な人ちゃんといますよ的なアピール』をするためにAを連れて行きたい、ということなのだろう。
審神者「警察のお世話になるとかやだよ僕。寿、あとちょっとだからね」
Aは歩きながらビニール袋に血濡れたタオルを詰め込んで、背負われている寿に新しいタオルを手渡し、それで口元を押さえているよう言った。
そしてペットボトルの残った水をタオルに含ませ、寿の顔を軽く拭く。
審神者「あと五分しないうちに見えてくるはずだけど…」
審神者の言った通り、町はすぐに見えてきた。
二人の自然と早歩きになり、あっという間に町の中に入る。
ぎょっとした顔でこちらを見る通行人。
このような目で見られるのは仕方ない。きっと自分だってそうするだろうし。
もう少し歩くと病院の看板のような物が見えてきた。
やっと着いた。
そう思ったAだったが、審神者はそこを素通りしてそのまま真っ直ぐ歩いた。
貴方「ちょっと病院病院！」
審神者「そこじゃダメ。信用してる先生がいるの。大丈夫、すぐそこだよ」
審神者はそう言うが、病院らしき看板は他に見当たらない。
訝しげな顔をするAをよそに、審神者は辿り着いた民家の前に立ち止まって扉を叩いた。
審神者「ごめんください！急患です！」
数秒後、扉が開いた。
そこには白衣を纏った白髪の老人が立っていた。
顔は皺だらけだが、目だけは鋭く光っている。
老人は審神者の体を一通り眺めた。
審神者「先生！お久しぶりです」
「お前は…東か？酷い格好だ」
老人は冷たい声を審神者に掛ける。
しかし審神者は寿の方に首を向けながら言った。
審神者「あの、今すぐにこの子を診てもらいたいんですけど」
「…血を吐いたか。いつ吐いた？」
審神者「えっと…一時間程前に。今もまだ少し」
「それはいかん、早く入れ」
老人は三人を家の中に入れ、備え付けられていた布団に寿を寝かせるよう言った。
そして様々な道具を持ってきて寿の側に座った。
〜追記〜
最近話の内容が刀剣から離れてる？うっせぇ！！！！！！最後に伏線全部回収すんだよ待っててくれよ！！！！！！←
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そると@受験生(プロフ) - いつの間に沢山のコメントありがとうございます！これからも頑張りますぞ〜(*｀･ω･) (2017年3月31日 18時) (
レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
あやとり猫(プロフ) - 初コメ失礼します!! シリーズを見つけて1章から飛んできました!!面白すぎて涙が出ました(勿論感動でも出ましたよ!!) 鶴さん…みかち…ジジィが尊いことはわかりました(( そして遅くなりましたが続編おめでとうございます!!更新ゆるりと楽しみにしております!!(*＾▽＾*) (2017年3月20日 1時) (レス) id: ace5edcb89 (このIDを非表示/違反報告)
霧月(プロフ) - 続編おめでとうございます！！鶴丸さぁあん！！！ついに....！ついに....！恋をした！！！！短編も楽しみにしとりますぞ！！！ (2017年3月19日 20時) (レス) id: d9abe7bbeb (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - やったいちこめだやっふぃ！！！！続編おめでとうございますありがとうございます、いつも楽しみにしてます！ (2017年3月19日 20時) (レス) id: 2ca1777b5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると | 作者ホームページ：
作成日時：2017年3月18日 11時
