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太鼓鐘『えぇー!?なんでだよ!』

貴方「なんでだよ、じゃない!台所侵入禁止!これ決定!」


陽炎が揺らめくアスファルトの上で、二人は何やら口論しながら歩いていた。
太鼓鐘は手に下げたビニール袋を振り回しながら言う。


太鼓鐘『だ、か、ら!こっちは手伝ってやろうと思って…』

貴方「ひやむぎに唐辛子突っ込むバカなんて台所にいらんわ!」


原因は太鼓鐘の料理センスの問題である。

「ド派手な辛さだぜ!」と言いながら唐辛子を掴む太鼓鐘の無邪気な笑顔は、その時のAには悪魔の笑いにしか見えなかった。
いつもみっちゃんみっちゃんと燭台切にくっ付いているくせに、このセンスは一体何なのだろうか。
燭台切は一体何をしているのだろうか。

お陰でひやむぎの入った鍋には唐辛子がたっぷりぶち込まれ、真夏にも関わらず、激辛のひやむぎを汗を流しながら啜ることになった。超脱水。二人揃って仲良く脱水。


太鼓鐘『なっ…バカって言うなバカって!』

貴方「バーカバーカ!」


もうヤケクソである。
ハタから見ればガキ相手に大人気ないと思われそうなAだが、相手は数百歳、下手すれば数千歳である。容赦はしない。


太鼓鐘『なんだよー!…あ、ひょっとしてここ?』


道案内用の携帯端末からふと顔を上げると、目の前には建設途中の家があった。
柵で大きく囲まれているそれは、見た感じ木造建築らしい。この時代には不釣り合いであるが、このような屋敷が好きな人もいるのだろう。


太鼓鐘『あ、あれみっちゃんだ!』

貴方「え?どこどこ?」

太鼓鐘『あそこだよあそこ!木材運んでる!』


よく見ると確かにそこには、長い角材を運ぶ燭台切の姿があった。
ヘルメットとツナギでよく見えなかったが、工事現場で右目に眼帯をして働いている知り合いなんて一人しかいない。


太鼓鐘『おーーーい!みっちゃーん!』


太鼓鐘が叫ぶと燭台切はこちらに気付いたようで、こちらに体を向けた。
すると角材が大太刀の如く大きく弧を描き、すぐ側を歩いていた人にぶつかりそうになる。

しかしその人は瞬時に反り返り…つまりはイナバウアーのような格好で角材を華麗に避けた。
この反応力。もしかして。


燭台切『あ!ごめん伽羅ちゃん!』

大倶利『…気を付けろ』


案の定、それは大倶利伽羅であった。




〜追記〜

花丸ネタに手を出した。反省はしてない。

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設定タグ:刀剣乱舞 , とうらぶ , 女主   
作品ジャンル:アニメ
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りなほ@受験生(プロフ) - ありがとうございます(`・ω・´)私自身青江クラスタなのでそう言って頂けるとホントウレシィ… (2016年12月18日 0時) (レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
腐り始めた豆腐 - ↓青一江じゃないです。アオーエです。 (2016年12月17日 20時) (レス) id: 20ecaa2ed9 (このIDを非表示/違反報告)
腐り始めた豆腐 - もう……本当にこの小説大好きです(笑)寿も東も夢主も大好きだぁー!!東の本丸の青ー江が好きすぎる。更新楽しみにしてます! (2016年12月17日 20時) (レス) id: 20ecaa2ed9 (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - この話は割と寿中心なのです( ˇωˇ )トラブルメーカーェ…グラサンは大爆笑でした (2016年11月1日 23時) (レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
白鶴(仮)@プリンは犠牲になったのだ - 寿…お馬鹿さんですか、お前は……  グラサンwwそういやそうだったwwwww (2016年10月31日 14時) (レス) id: 064ce5e387 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そると | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年9月19日 21時

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