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手を10 ページ10

他のお客さんのオーダーを一通り取り終え

霊幻さん2杯目のコーヒーを持っていこうと足を運んでいた。




外を静かに眺めている彼の姿は絵になりそうだ、

と心の中で思ったが口には出さない。






『はい、本日2杯目』




「はは、酒じゃねぇんだからよ」




『夜眠れなくなっても知らないよ』




「ガキ扱いすんな」






不貞腐れたような顔しているがあえてそれをスルー。



カランと鈴が鳴り他のお客さんが入ってきたようだが
他の店員が対応してくれたみたいで私は行かなくて良いみたいだ。




朝の時間、人は混むと予想されていたが

今日はそんなに人は来なくて話す暇さえある。




近くのカウンターへ肘を置いて、霊幻さんに体を向けて立つ。




ここで店員がサボってマース、って言うもんだから

手持ちのお盆で頭を軽く叩いてやった。








「...。


あのさ」





『ん?何??』





「お前、そのさ...」







突然どうしたのか、霊幻さんの様子がおかしくなった。



さっきまで馬鹿みたいな顔してたのに、いきなり真剣そうな面して。



どことなく頬も赤くなっている気が??



どうしたの?と顔を覗き込めば

オーバーなリアクションで離れられた。








.





「その..ッ...


こ、今度俺の仕事場遊びに来いよ!!

モブも喜ぶだろうし!!」





『え、あ、うん』






「えと、それだけだ!!


あ"、ぁー!!お、俺もー仕事行かなきゃー」






腕時計を見ながら霊幻さんはお代を無駄に机に置き

そそくさと店を出ていってしまった。




お釣り、どうしようかと思ったけど

どうせまた明日来るだろうと思って、ポケットにしまった。








.









「...。




随分と楽しそうでしたね」







.







聞き覚えのある声が近くからした気が。


声の元のする方へ顔を向けると、そこには...。







,









『え、島崎くん?』




「おはようございます」








こちらをニコリと微笑みながら見つめる島崎くんが座っていた。

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設定タグ:モブサイコ100 , 島崎亮 , モブサイコ   
作品ジャンル:アニメ
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ミー(プロフ) - 仕事終わりに溜めてたぶんを一気読みしました!島崎さんへの愛がただただ深まりました…。爪である所がバレてしまってどうなるのか気になりますね…!更新頑張ってください♪ (2019年4月14日 19時) (携帯から) (レス) id: 750b1e0df3 (このIDを非表示/違反報告)
なかさま(プロフ) - すず菜さん» え、え、そんなに褒めて頂くなんて感動しまくりですよ。私もそんなに褒めてくれるすず菜さんが好きです笑応援よろしくお願いします! (2019年4月8日 0時) (レス) id: dc39ce0bdb (このIDを非表示/違反報告)
すず菜 - 文章がとても読みやすい上に設定も関係もすごく素敵ですし…もう魅力を250文字まででは書ききれないほど好きです(´;ω;`)執筆応援してます!! (2019年4月4日 2時) (レス) id: 5e5a5b7bdc (このIDを非表示/違反報告)
なかさま(プロフ) - 不登校の自殺志願者さん» 会話をごく一般的にしそうな感じでしてみてます笑笑さてさて霊幻さんも出てきたところでどうなるか! (2019年4月2日 2時) (レス) id: dc39ce0bdb (このIDを非表示/違反報告)
なかさま(プロフ) - ミーさん» 何度でも評価して欲しいものです(T_T) (2019年4月2日 2時) (レス) id: dc39ce0bdb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なかさま | 作成日時:2019年3月29日 19時

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