《島崎亮》手を差し出しましょう。

手を4 ページ4

『島崎くんって今はどんな仕事してるのー??』





「...」






私の放った質問により、島崎くんは複雑な顔して黙り込んでしまった。



え、もしかして、聞いちゃいけないところ突いちゃったかな??


はっ...もしや、島崎くん。









『...ニーt ((違います』







即答された...まぁそうだよね。


確かに島崎くん、頭も良いし超能力で視界は見えなくとも大体のことは出来る。




まぁ、人によって仕事とか聞かれたくない様々な人いるもんね。



やっぱり今のナシ!!と話に切りをつけると

彼は、すみません、と申し訳なさそうな顔を見せる。



謝るのはどちらかといえばこちらだ。





そして、時計の針に目を向けると

短針が6時を、長針が15分を指していた。




そろそろ夕食の支度でもするか。









『島崎くん、今日ご飯食べてく??

そろそろ準備するけど』





「...いいんですか?」





『全然いいよ〜寧ろ食べてってよ、まだ話したいことは沢山あるからさ』





「では、遠慮なく」







了解、と返事をし私は立ち上がりキッチンへ向かった。



冷蔵庫には一昨日溜買いしといた食材が詰められており
今日はオムライスでも作ろうかと考えた。



確か、島崎くんはオムライスにはケチャップではなく
ちゃんとしたソースを使っていた気がする。


それなりにソースも似せようか。





こうして冷蔵庫から必要なものを取り出し

キッチン台へ置いた。

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