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手を14 ページ14

「何だか」



『どうしたの??』






ムスッとした表情からは変わりないが

どこか寂しげなオーラが出ている気がした。



立ち止まり島崎くんの顔をじっと見つめた。







「何か、嫌です。

Aさんが私以外の男性と仲良さげにしているのを見るのは」





『...え??』







思わず間抜けな声が出てしまったじゃないか。


いきなり恋人みたいなことを言い出すもんだから驚きだよ。



でも友達だし、と言えば
友達だと思っていても嫌なんですよ、と返された。





ヤキモチ?嫉妬?

そんな言葉が頭に過ぎるが島崎くんに限ってそんなことは無いだろうと思いかき消した。








『本当にお友達だよ。

ほら、こうやって島崎くんと話してるのと同じだよ』




「...そうですか」




『そうそう』






合意し頭を上下に振った時だ

彼のポケットからプルルルと着信音が鳴った。




胸ポケットからスマホを取り出すと、それを耳に当て何か話し出す。



仕事の電話かな?どんなことを話してるのかな?



そんな彼は私に話を聞かれぬよう
私の耳を片方手で覆った。



数分後、彼のわかりましたという言葉によって電話は終わり
くるりとこちらに体を向けた。







「すみません、野暮用が入ってしまいました」




『え、ううん!全然いいよ。

仕事??』




「はい」




『そっかそっか、じゃあ頑張ってきてね!』





「ありがとうございます」








そうして彼は近くの路地裏へ入ると

テレポートで姿を消した。

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設定タグ:モブサイコ100 , 島崎亮 , モブサイコ   
作品ジャンル:アニメ
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ミー(プロフ) - 仕事終わりに溜めてたぶんを一気読みしました!島崎さんへの愛がただただ深まりました…。爪である所がバレてしまってどうなるのか気になりますね…!更新頑張ってください♪ (2019年4月14日 19時) (携帯から) (レス) id: 750b1e0df3 (このIDを非表示/違反報告)
なかさま(プロフ) - すず菜さん» え、え、そんなに褒めて頂くなんて感動しまくりですよ。私もそんなに褒めてくれるすず菜さんが好きです笑応援よろしくお願いします! (2019年4月8日 0時) (レス) id: dc39ce0bdb (このIDを非表示/違反報告)
すず菜 - 文章がとても読みやすい上に設定も関係もすごく素敵ですし…もう魅力を250文字まででは書ききれないほど好きです(´;ω;`)執筆応援してます!! (2019年4月4日 2時) (レス) id: 5e5a5b7bdc (このIDを非表示/違反報告)
なかさま(プロフ) - 不登校の自殺志願者さん» 会話をごく一般的にしそうな感じでしてみてます笑笑さてさて霊幻さんも出てきたところでどうなるか! (2019年4月2日 2時) (レス) id: dc39ce0bdb (このIDを非表示/違反報告)
なかさま(プロフ) - ミーさん» 何度でも評価して欲しいものです(T_T) (2019年4月2日 2時) (レス) id: dc39ce0bdb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なかさま | 作成日時:2019年3月29日 19時

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