【黒バス】きっかけは突然に10

No.418 ページ29

『…あなたの……血…か。((ボソッと言う』

山崎「A？どうかしたか？」


『ううん、何でもないよ。』

宮地「何て書いてあったんだ？」

赤司「紙には＿ん。」

『しっ。』


ーそう言いながらAは赤司の口を手で塞ぐー


．


赤司「…。((じっとAを見る」

『別館に行くが良いって書いてあったんだ。((ニコッと笑う』


青峰「は？そんなん意味ねぇじゃねぇか。
今から行くのによ。」

火神「だな。
意味なさすぎだろ。」

山崎「ま、あっても無くても良かったな。」

宮地「…だな。」


．

ー別館に向かって歩き出すー


．




赤司「…何で言わないんですか。((隣に来て話しかける」

『…やっぱそう来るよね。((苦笑い

これから別館は行ったことない領域。
元々気が張ってるのに…あんまり気負わせたくないからさ。』


赤司「…。((眉間にシワがよる」

『…ごめんね赤司君。
赤司君には背負わせちゃうよね。((苦笑い』


．

…本当は1人で解決したかったんだけどなぁ。
別館は何があるかわからないから皆その事を考えてる。

なのにまた私がそう言うの言ったらひろやんとかひろやんがまた悩んじゃうし…ね。



．



．



赤司「辛い時に頼れと言ったのはAさんです。」

『っ！！((赤司を見る』


赤司「なのでAさんも頼ってください。((微笑む」

『…ほんとバスケ部ってイケメンじゃなきゃ出来ないとかあるの？((クスッと笑いながら言う』

赤司「？

…じゃあ一つ条件があります。」


『…？
なに？私に出来ることなら。』

赤司「俺も赤司君じゃなく気軽にあだ名でも付けて呼んでください。」


『！！
あ…そう言えばまだ付けてなかったね…。


…じゃあ征君で。((ニコッ』


赤司「はい、Aさん。((微笑む」

『ちなみに敬語を抜くのは…？』


赤司「しません。((ニッコリ」

『うん、知ってた。((クスッと笑う』


．


こんな状況だけど…こうやって他校の人と仲良くなれるのはやっぱ嬉しいな。

自分の学校は馬鹿で媚び売るしか脳のない奴らだしね…なんちゃって。



ってか別館に行くために血を出さなきゃいけないって書いてあったけど……何も無いよね。


…ナイフは……あの事をして起きたらなかったし……。


銃でやれって事かな…。
またやな予感がする…。

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