前の席の輩君に気に入られました【宇髄天元】２

７３. ページ28

〜Aside〜




「ギィィヤァアアアア！！！//////
可愛いっっ！！！！可愛すぎるぅぅぅぅ！！///」



『善逸大袈裟すぎ(笑)』





あれから１週間



天元からあの日以来連絡が来なくなってしまい


そのまま花火大会当日を迎えた






こっちから何か送ろうかなとも思ったんだけど


最後が私が送ったやつで止まってるから

なんかしづらくて出来ずにいた







「Aさん凄く綺麗です！！
女の私でも見惚れちゃうくらいにッ」



『禰豆子ちゃんもメチャクチャ可愛いよ！！
浴衣すっごく似合ってる！！』



「ありがとうございます！！
写真たくさん撮りましょうね！」



『もちろん！
炭治郎たちはみんな甚平なんだね！』



「うん！
A、浴衣凄く似合ってるぞ！｣



『えへへー、ありがとう』



「伊之助お前電車に乗る時は前閉めろよな」



「るっせぇ！！いんだよ俺ァこれで！！！」



『ね、伊之助。電車に乗る時だけでいいからさ』



「…Aの頼みなら聞いてやる」



「分かってはいるけど何この扱いの差ァ！？」



『はは(笑)』





花火大会は天元たちの地元で行われる








浴衣…


天元なんか思うかな…



みんな着るから結局着ることになったと思うけど




１番は…









《俺の為に着て》








『……////』









皆で電車に乗って駅に着くと


改札の向こう側に天元、不死川くん、玄弥くんが居た







…んだけど待って









まってまってまってまって








みんな浴衣きてる




まだ遠目からしか見えてないのに分かる








めっちゃくちゃカッコいい…








好きと自覚したからか

浴衣姿だからか




いや両方だな






いつにも増して天元がカッコよく見える






「A？どうした？
改札抜けないのか？」



炭治郎に声をかけられてハッとする



『ごめんごめん、今行く！』







これは。





間近で見たらヤバいかもしれない…

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