前の席の輩君に気に入られました【宇髄天元】２

６４.宇髄side ページ19

〜(宇髄)side〜



はぁー…


男の家にヒラヒラのワンピースで来るとか…



マジでコイツ危機感とかねぇのな



しかも男２の女１の状態で


信頼されてんのか

もしくは全くそういう意識されてねぇのか



後者だったらド派手にキツイわ




なるべくいつもより近い距離になるように

Aにくっつく





( もっと俺の事男として意識しろっつーの… )





そう思いながらAをチラッと見た瞬間



「！！」





コイツは何故か不死川の方を見ていた


なんか思い悩んだ顔してっし






…………







いや。






まさかとは思ったけど






考えたくねぇけど！！








…コイツもしかして不死川の事好きなんじゃねぇか？






俺以外の奴を好きになる可能性

んなもんねーと思ってたけど




クラスでは隣の席だし


休み時間とかもよく３人で喋ってるし


つか会話しない日なんてねーし


今日も不死川がいるって言った直後に

行くって言って

現に今不死川の事見てっし






「………」






うあ！！考えたくねぇ！！！！






『天元？どうしたの？』



「あ？…あーわり、ちょい考え事してたわ」



『………大丈夫？ちょっと休憩しよっか！』



「…だな。俺飲みもん持ってくるわ」



『あ。じゃあ私も手伝い…』



「大丈夫だから、客は座ってろ。ありがとな」



『！…うん、ありがとう』





部屋を出てお茶と3人分のコップを準備する








……アレ？






この状況今アイツら部屋に２人きりじゃねぇか






何やってんだよ俺！！！



気づいた直後、急いで部屋に戻る







『え！不死川くん課題もうそんなやってるの！？』



「おう、あとこれやったら終わり」



『はや！凄いねぇ！！』



「……なーんの話ししてんだ？」



『あ、天元！お茶ありがとう！』



「おう」



『不死川くんね、凄いんだよ
夏休みの課題もう終わるんだって』



「不死川はそういう所ちゃんとしてるよなー」



「後々焦ってやんのがヤなんだよ」



『私はまだ半分は残ってる…
見習わなきゃ〜』



「そういえばこの休みの間どっか行ったりしたんか？」



『あ、先週プール行ったよ！』






マジかよ！



水着姿とか超見てみてぇんだけど





「いいじゃねぇか、因みに誰と？」



『炭治郎たちだよ〜』









あ〜、アイツらか…








………って、…はあ！！？

６５.宇髄side→←６３.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す