スパルタリーダー ページ30
「じゃあ、全員回復したところで早速練習を始めるわよ。」
『練習…って、具体的に何するんですか？』
「うちはとりあえず2グループに分かれて銃と体術の練習。あとは戦略組んだり、立ち回りとかの練習も予定してる」
思っていたより本格的だ。
普通学校の合宿とかよりよっぽど合宿っぽい。
「で、グループ分けだけどね。私と夏が指導担当で 夏チームは結弦くんと夕日ちゃんと惠くん。私のチームは春日くんとAちゃん。」
『春日くん一緒だ、よろしくね。』
「うん、よろしく。」
珍しく眼鏡をかけている春日くん。
私服もかなりオシャレだし、学校で歓声が上がるのも頷ける顔立ちであった。
「私はお二人と一緒ですね！お願いします！」
「あぁ、よろしく」
「ちなみに真夏のチームはスパルタだからね」
「「………」」
正直同情してしまった。
あの二人…と、惠さんだから大丈夫だとは思うけど。
＊＊＊＊＊
『……は、疲れた…。水…』
「射撃チームは全員手が痺れて動かないって言ってたよ…」
『真夏さんって純粋な顔してとんでもない性格してるよね…』
「はい双葉、スポーツドリンク」
『あ、ありがとう！』
すごく爽やかに汗を拭き取りながら、サラリとスポーツドリンクを渡してくれる春日くん。
なんだか…うん、さすがに騒ぐ女子の気持ちがわかる。
『そっか、春日くんスナイパーだもんね。射撃はバッチリかぁ』
「でも双葉も死蝶だろ。俺1回司さんに会ったことあるけど、あの人もマジで百発百中だったし」
『会ったことあるの！？どんな人！？』
「うぉ、そんなに気にしてたの？」
どうやら、かなり勢い余ったらしい。
団扇で風を扇ぎながら、春日くんは空を見上げた。
「なんか、懐広くて仙人かと思ったよ。まぁ、性格的には真夏さんとかと割と近いんだけど…でも、たぶん根は優しい人」
『けどその言い方だと、真夏さんは根が悪い人みたいだね？』
「ははっ、確かに。」
そんな他愛ない会話をしていると、休憩時間が終了する。
「二人とも、休憩は出来たわね？それじゃあ……。」
私たち二人を交互に見て、透さんは満面の笑みを浮かべた。
「銃不使用で、二人がかりで私からカードキーを奪いなさい。そしたら今日の練習は終了。貸切だからどこで襲ってきてもOK。私は部屋に戻るわね。」
結局。
真夏さんも透さんも、どちらもスパルタということが判明した。
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リナ@オリ垢(プロフ) - 星雲さん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しい言葉です…！頑張ります！ (2019年3月11日 13時) (
レス) id: 4ca9bb93a1 (このIDを非表示/違反報告)
星雲 - すごく面白い！私は真夏さんが好きです！イラストも私の好みです♪更新頑張ってくださいね！ (2019年3月11日 8時) (レス) id: 856336a373 (このIDを非表示/違反報告)
リナ@オリ垢(プロフ) - 如月 唯奈さん» コメントありがとうございます！はい、頑張ります！ (2018年12月18日 20時) (レス) id: d33000d880 (このIDを非表示/違反報告)
如月 唯奈 - リナさん、初めましてっ！( ☆∀☆)面白かったです！私も殺し屋を主人公とした小説を作っています。更新頑張ってくださいね！ (2018年12月17日 1時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リナ@オリジナル小説垢 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2018年11月25日 11時
