Summer Situation.

元彼 ページ4

ご飯も食べ終わり、テーブルには追加で頼んだビールと烏龍茶だけ。



「ごめんねやまと、私一人飲んじゃって」


やまと「全っ然！てか今も、俺らの動画毎日見てくれてる？」


「見てる見てる！最近ゆうまバグりすぎw」


やまと「あとさー、ひゅうがの中卒キャラがどんどん固定されてきてんだよねww」


「やまとはもう立派ないじられキャラだもんね？」


やまと「そうなんだよなー、あっちゃんから俺にシフトされつつあって困る！」


「いいじゃん、やまとっぽいよ」



やまと「この前とか、ゆうたが…」




やべっ、って顔で烏龍茶を飲むやまと

…やっぱ気使わせちゃってたんだ。




「大丈夫だって！ゆうたの話聞いたってもうなんとも思わないよ」




やまと「えー…本当に？」



「本当に！ゆうたと別れてから一年以上経つんだよ？
さすがにもう気持ちも何もないよ〜」



やまと「そっか、もうそんなに経つのかぁ。」



「それでそれで？さっきの話の続きして！」



やまと「あぁそうそう、ゆうた超ひどいの！
やまとの手料理とか食いたくねぇとか言ってさ！」



「それはゆうたの気持ちもわからなくはないよww」



やまと「はぁ！？Aどういうこと！？」






それからやまとは、遠慮してた分

ゆうたの話も沢山聞かせてくれた。






やまと「…あ、ちなみにあいつまだ彼女いないよ」



「そこは興味なーい」



やまと「俺もいないけど、どうする？」



「どうもしないでしょww」






*


*





やまとに家まで送ってもらい、帰り際に
来週の金曜空けてて、とスマホのカレンダーに予定を入れられた。


お酒も入って少しふわふわしながら部屋のソファに座る



ゆうたと別れてから、何となく気まずくて

やまと達に連絡することも減って



まさか今日やまとに会うなんて思わなかったな〜…



…



ぼーっとしてたらこのまま寝てしまいそう。

ソファから立ち、お風呂場へ向かった




湯船に浸かりながら、やまととの会話を思い出す。








『あいつまだ彼女いないよ』







…やまとのバカ、

そんなことまで教えてくれなくていいのに






ちょっとだけ、





ほんのちょっとでいいから







また会いたい、って思っちゃうよ。

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