Summer Situation.

名前 ページ3

私は毎日、仕事帰りにコンビニに寄って
テキトーにご飯と飲み物を買って帰るのが日課

料理はそこそこ出来るけど、一人暮らしだと作る気になれない。

今日は小さめのお弁当と、一応健康を気づかって
野菜ジュースをカゴに入れた。



レジに並ぶと、後ろから聞き覚えのある声





？「あれ？Aじゃね？」





後ろを振り返ると、

「やっぱそうじゃん！」と笑うやまとがいた。




やまと「うーわまじ久々！何してんの！」



「久しぶりだねー！普通に買い物してた(笑)」



やまと「買い物って…それ？不健康すぎんだろ！」



「まあね…って、ちょっと！」




やまとは私のカゴを奪い、商品を棚に戻していく




「えっ、何！？」



やまと「時間あるっしょ？飯行こうよ！」




「はぁ！？今から！？」




やまと「うん、ダメ？」




子犬みたいにキラキラした目

昔からのやまとの武器で、その目で言われると何も
断れない…。




*

*





行きたい店がある、とやまとが連れてきてくれたのは

皆でよく来た居酒屋だった。
　



「懐かしいな〜ここ」



やまと「ゆうまがバンバン頼みすぎて、結局俺とひゅうがが全部食ったりしたなー！」



「あっちゃんは毎回酔ってたよね〜」





こうしてやまとと会って話すのも久しぶりで


沢山思い出話をした。



でもその中で、



一度も彼の名前が出てこないのは



やまとの優しさなんだと思った。

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