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しばらく電車に揺られ2､3駅で最寄りの駅に着いて電車を降りた。
それから歩くこと数分で目的地の公園が見えてきた。桜も見えてきた。
そして公園の中に入ると桜は満開になってて。
風に靡かれて花びらがチラチラ舞っている。
｢わ〜綺麗…！｣
永｢ホンマに！｣
公園は家族連れやサラリーマンの人でいっぱい。いい場所はほとんど埋まってしまった。
永｢なぁー！そういえば場所取っておいたんやった！｣
｢えっ？｣
永｢昨日の夜にここ予約しておいたんや！笑｣
｢…ありがとう！笑｣
優しいな…
その場所に行くと永瀬くんらしいちょっと派手目なシートがひかれていて。ペットボトルでガードしてあった。
ちょっとチャラさが出てる。笑
永｢ちょっと荷物置いて公園の中歩こ？改めて桜見よ？｣
｢…うん！｣
そのシートにお弁当が入ったバッグを置いた。
永｢行こ？｣
｢は〜い！｣
2人桜並木を歩く。
綺麗でスマホで写真を撮ったりいろいろ。
すると
ｶｼｬｯ
永｢可愛ッ！笑｣
｢何がぁ〜？｣
永｢おしえな〜い笑｣
｢気になるー！｣
永｢はい！｣
永瀬くんはスマホを持つ手を頭上にあげた。
当然小さな私には届くはずなく見えない。
見えないのわかっててわざとそう言う事をする。
意地悪だ。顔がﾆﾔﾆﾔしてる。
｢…もぉ！見えない！笑何さ！笑｣
そう言って少し背伸びをした。
すると…
｢…うわっ｣
少しバランスを崩し転けそうになった。
けど咄嗟に支えてくれて転ぶのはセーフだった。
永｢…おっちょこちょい。やっぱりさっきの見せんわ笑｣
｢…ありがとう何でそうなるの笑｣
そう言いながらも写真を撮ったりいろいろしてた。
すると’Renが写真を送信しました。’
って言うメッセージが。
ん…？
私は、すぐにトーク画面に行ったら､､
｢…私じゃん。。｣
その送られた画像は私の写真で。
桜を撮ってる写真やちょっとマヌケな顔をした
画像とかで…
｢…これいつの間に撮ったの！笑｣
永｢さぁ？笑｣
｢…とりあえず消して？笑｣
永｢いや。消さへん。笑｣
｢…けーしーてー！笑｣
永｢ほらッこれ！笑｣
そう言ってホーム画面を見せてくれた。
そこには私らしい後ろ姿が。
｢…変えてください。｣
永｢しばらくはこれやなー笑｣
｢もぉ…｣
写真を撮られたのはいやだったけどそのやり取りが楽しくて。その後も騒ぎながら歩いていた私達。
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：りな | 作成日時：2020年1月31日 23時
