20. ページ20
.
永瀬 side
次の日。先輩の家の前で待っていた。
まだかなー…なんて思ってると、
ｶﾞﾁｬ…
あっ来たかな？
永｢あざーす！｣
そう言うと、驚いたのか大声を出して
びっくりした顔の彼女。
そりゃあ驚くよなぁ…笑
永｢声デカっ！学校行くでー｣
｢…なんで居るの…？？｣
何だか先輩、俺の事警戒しとるなぁー
永｢俺､家この辺やねん。先輩の家もめっちゃ近いし！笑｣
そう言って、俺ん家を指さした。
するとまた驚いたのかさっきのように驚いた彼女。
永｢だからうるせぇよ笑しゃーないやん。
ほら行くで。｣
そう言って、何だかんだ言いながら一緒に向かう俺たち。
本当は、いろいろ話したかったんやで。
けど、後ろから紫耀達がやって来た。
…せっかく2人で向かっていたんに。
すると紫耀が早速、先輩について話してきた。
‘この女誰？‘か…
何か冷たいな。まぁアイツ女は嫌いなはずやし。
俺は、先輩の事を気にせず‘張本人や！‘って喋ってしまった。
紫耀と海斗は爆笑してた。
ふと先輩を見ると、気まずそうに歩いていた。
あっ、余計な事言うたかも…
すると、先行く、って小走りで先に行ってしまった。
紫耀達のせいや…
紫耀｢…もしかして､あの人の事好きなん…？｣
永｢…へっ！？｣
急にそんな事言われ、変な声が出てしもた。
‘好きなの？‘か…
俺は、誤魔化した。
永｢…そんな事無いで！俺先輩と家めっちゃ近いねん！せやから､｣
海斗｢へぇー､その割には必死だね笑｣
永｢…絶対ねぇし。｣
紫耀｢…ふーん､別にどっちでもいいけど俺はあの人苦手だな､｣
そう言って、素っ気無い表情で言う紫耀。
どっちでもええんなら聞くなや。
俺は、あだ名のことはちょっとびっくりしたけど、
ああいう面白い子好きやで？
優しくて、ちょっとつんつんしてて。
ちょっと地味やけど、可愛ええ子。
実は、前から少し気になってた。
前から話して見たかったけど学年も違うし中々話せなくて。
でもこのきっかけのおかげで話せることが出来て。
嬉しかった。
あとは、先輩をオトス事や。
けど結構先輩は強敵やった。
.
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 169人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りな | 作成日時：2020年1月31日 23時
