な お と さ ん と あ な た - 2 -

【 ショコラ 】 ページ4

you side__


こんなに

直人さんが

好きで好きで好きすぎて

離れたくない。

だけど

時間は止まらないの。




『楽しかったね？』


「はい！すっごく！」



久しぶりの直人さん。

久しぶりのデート。

が

もう終わりかけてる。



できるならいつまでもずっと一緒にいたかった、

今日くれたもの。笑顔も声も全部

また会えるその日まで

覚えていたいよ。


もうすこしで私の家に着いちゃう。

もうバイバイなんて、はやいよ、

寂しくて 悲しくて

下を向いて話してしまう。


『A？大丈夫？』

「え？はい！大丈夫です、！」

『悲しい顔してるじゃん』

そう言った直人さんも悲しそうな顔で

「気のせいですよ笑」

って、笑った。

直人さんを、私のせいで悲しくしちゃダメだから。


私の家のドアの前。

直人さんはいつもそこまで送ってくれる。

私がちゃんと家に入るのをみてるんだって。

でも今日は、ドアの前に着いてから

直人さんの手を握って、一緒に玄関に入った。


『ん？どうした？』


って言ってる直人さんにぎゅうっと抱きついた

もうちょっとだけ一緒に居たかったから。

なかなか会えない直人さんを私の中でいっぱいにしたかったから。

『寂しいよね、』

直人さんにはなんでもお見通しなの

「もうちょっとだけ」

『うん、もうちょっとだけ。』



なんだか、チョコレートみたいな恋

これから少し会えなくたって大丈夫。


『じゃあ、またね？』

「はい、また今度」



甘く切ないMissin'you…


【 ショコラ 】
《 E-girls 》

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