検索窓
今日:55 hit、昨日:65 hit、合計:116,923 hit

. ページ5

〈お前とじょんぐく、似た者同士だからお似合いだよ〉

まだ頭に怒りマークが見えるじみん。

「いや、全然似てないから。一緒にしないで」

それ、よく色んな人に言われるけどまじで屈辱。嫌いな奴と似てるとかまじ勘弁だから。

【でもな〜俺もできるならお嬢の護衛したかったな】

そう言って両腕を空に伸ばすてひょん。

〈まあ、立候補で決めるってなったら手上げてもいいかもね〉

「素直にやりたいって言えばいいのに。可愛くなーい」

〈お前よりは可愛いわ〉

じみんが可愛い?何言ってんの?
うわ言に突っ込むのも面倒で、無視して話を戻す。

「ほんっと、せめて他の人が良かったなあ。2人じゃなくても、ほそくさんとか」

【あーひょんは無理。まじで忙しいから】

【人殺すのに】と穏やかな顔して付け加えるてひょん。たしかにほそくさんは屋敷にいるのあんまり見たことないから忙しいんだろうけど…その情報いらなかったな。

「ほそくさん、昔はいっぱい遊んでくれたのになー」

じんくんは若頭だから普通に考えて無理だし、ゆんぎはじんくんの右腕ってやつだから無理でしょ?なむじゅんはわたしの護衛以前に組員の教育があるしー…やっぱりそうなるとじょんぐくなのか。いやでも、目の前の二人はあきらかに暇だろ、おい。

【ねえ、全部声に出てるから】

「え、あ、まじ?」

【俺たち、昼間は屋敷にいるだけなのにね?】

そういってじみんのほうを向くてひょん。じみんが頷いてから〈そういうこと。つまり、やっぱじょんぐくだけが暇なんだよ〉と言った。その時だった。

てひょんが【あ…、】と少し焦った声を出して斜め上を見つめる。
下を向いていたじみんも顔をあげると〈やべ〉なんて言っていて。
2人の視線のほうにわたしも振り返ると

『暇で悪かったな』

鬼のような形相をしたじょんぐくがわたしたち三人を見下ろしていた。

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (105 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
432人がお気に入り
設定タグ:ジョングク , bts , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2023年12月14日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。