花になりたい彼女 (ページ33)

今日:35 hit、昨日:48 hit、合計:463,550 hit

31輪ページ33

どうやったらムラを無くすことが出来るのか、皆で必死に探した

でも距離を長くする、手でクルクル回してみるなど実現するのが難しいものばかり

しかも交代制でやるとしても人手を科学作業にばかり当てる訳にもいかない

これから冬だもんね

「ククク、なら作るっきゃねぇ！ちーと手間だがスゴ腕職人カセキ様がいりゃいけんだろ！」

『何作るの？』

「ギアだ」

『おおう…ギア』

すると千空はコハクの盾をギアに使おうとする

けどそれはコハクのお父さんが長の優勝記念に送ったものらしく

「いやワシは別にあれなんだか、父がくれた大事な…とかのあれでな。ハ！コハクがよしとするかどうか…！」

「いや微塵もかまわないが？」

『おおう…コハクスーパードライ』

「ん？実用第一」

「容赦ねぇ！！」

そう言いながらコハクはどんどん盾を歯車にしていく

コハクさんや…あなたのお父さん見てみ、相当ショック受けてまっせ…

そしてついにギアを手に入れた

銀狼がクルクルと歯車を回すとムラのない綺麗な金の細糸が沢山できる

なんか綺麗、日に当たってキラキラしてる

「ゆっくりでいい…一方向にずっと…」

『？クロム？』

「！！やべええええ！閃いたぁーーーー！！！おうおう来たぜこれは！」

急に大声を出したと思ったらカセキの爺ちゃんを連れてヒソヒソ話をする

するとカセキの爺ちゃんの服が弾け飛んだ

…え、弾け飛んだ？

『豹変した…』

「Aちゃんは見るの初めてだもんね～…カセキちゃんは物作りでワクワクするとああなっちゃうのよ」

『わぁお…』

そしてクロムはカセキの爺ちゃんと一緒に何処かへ行ってしまった

何する気だろ…ちょっと心配