79【翠・緑】 ページ35
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「………よこやまくんやって同じやん。
メンバーやし、それなりに問題ある立場やん。
年やって離れてるし」
「何言ってんの？
Aちゃんからしたら、前付き合ってたのが、よこやまさんと同い年の、離婚したてのサディストモラハラ女だったんだよ？
それと比べれば、なんにも怖くないでしょ。
しかも今は、その時のラブラブチュッチュ系のバカAちゃんじゃないじゃん。
ぜーんぶ元に戻った、普通のAちゃんじゃん。
それに戻す力が、よこやまさんにはあったってことでしょ」
論破すんなや、とおーくらは机に突っ伏した。
「何でそうなったん、」
「え？」
「よこちょと、Aちゃん。」
「始まりってこと？」
「そう」
色々気が抜けてよこちょとか言い始めてるし。
「……なんかね、藤峰りかと喧嘩してもう終わりだ、ってなって、よこやまさんに迎えに来てって、夜中連絡して引き取りに来てもらったんだって。
むらかみさんとか私とか、大反対だったでしょ？
だから呼びづらくて、頼った先がそこだったみたい」
「え」
「なに急に」
「うわ、え、ああ………」
「どうしたの、なに？」
「電話、」
「ん？」
「電話、来ててん」
「……………その日？」
「多分…」
運次第って、ことだったのか。
あのAちゃんの気負わない態度は、そういうことだったのか、やっと分かった気がする。
「あの時、俺がもし、電話に出てたら、」
「駄目だよそれ以上は。」
「翠ちゃん、」
「駄目だよ。恋愛に『もしも』はないんだよ。
電話に出て、実際に藤峰りかから助け出したのは、よこやまさんなんだから。」
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ゆうみ(プロフ) - まーさんさん» 本当にありがとうございます！私もすごくお気に入りで自分でもたまに読み返します笑。最近あまり更新できなかったのでこれから少し頑張るつもりです。ぜひ読んでもらえればと思います。 (2019年10月25日 23時) (
レス) id: b00a6f057e (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - はしめまして。この小説の全てが好みすぎて初めてコメントしました……！月並みな言葉しか書けませんがとにかく好きです！ってことを伝えたくて、、！ゆうみさんの小説全て好みなのでこれからも無理のない程度での更新楽しみにしてます！！ (2019年10月20日 19時) (レス) id: 880f5c4f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうみ | 作成日時：2019年8月18日 9時
