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（9）ひとりぼっちの正解 ページ21
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「やっとAちゃんの隣まで着いたわあ」
「あ、章ちゃん！ほんまやね、前半すばるくん達粘ったもんな笑」
「ほんまそれ。」
「て言うかありがとうな。今日は」
「いえいえ、こちらこそ」
「最初教会入った時にな、章ちゃんの顔が見えてん。
そしたらな、すっごく安心しててん」
「綺麗やったわ。まあドレス着いひんくてもずっとやけどね」
「ずっと章ちゃんは、そう言ってくれてたなあ。
ありがとう。
私、今日まで一生懸命やって来たやん。
章ちゃんにも言うたけど。
今まで決めた全部が、正しいかどうかも分からんままやった。
でもこうやって、皆が変わらんでいてくれて、
ああ正解やったのかな、なんてようやく思うててんな」
「Aちゃんは特別やもん。
何したってAちゃんがやることなら、何でも正解や」
「……章ちゃんは、いつも私の味方してくれるなぁ」
「当たり前やん」
「これからも相談とか、させてえな」
「ええに決まってるわ。
……なあ僕もお願いがあんねやけど。
これからも僕の親友でいてな」
私は頷いた。
章ちゃんのその一言がまた嬉しかった。
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作者名：ゆうみ | 作成日時：2019年3月26日 23時
