【銀魂】美しき高みの鬼に恋した一番隊隊長【沖田総悟】 (ページ19)

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18話ページ19

沖田side

「なァ､A」

『ん？何？』

「俺､好きな人ができたんでィ」

『ふーん､そうなんだ……………………え!?総悟に好きな人!?そ､総悟大丈夫!?薬飲む!?あ､ここ孤島だから薬ないや！ｧｧｧｧｧｧｧｧｧ明日は嵐d』

「最後までちゃんとききなせェ」

『はい｡すみませんでした｡』

「俺の好きな奴は………」

「Aでさァ………」

『…………え？私？』

「吉和であった時のお前を見て､守ってやりたいって思った｡屯所に来てからも､お前がいるおかげで俺は楽しい毎日になった｡お前が急にいなくなった時は､俺の手から離れていくんじゃねェかと､不安になった｡…………それほどお前を想ってるんでィ…ははっ､俺らしくねェや｡

A…俺と付き合ってくれ｡」

俺はダメ元でAに気持ちを伝えた｡
断られても､それなりの覚悟はしていた｡
ただ､アンタに気持ちを伝えたかった｡

「で､返事はどうなんですかィ？A………って､なんで泣いてんですかィ!?」

泣かれたことに罪悪感を覚え､失敗したなァ､と思ってたその時

『よ､よかったあぁぁあ…』

「へ？」

────────
貴方side

「俺､好きな人ができたんでィ」

その言葉を総悟から聞いた時､胸がズキｯとした｡
私は総悟の事が好きだったから｡
私は必死にごまかした｡

『ふーん､そうなんだ……………………え!?総悟に好きな人!?そ､総悟大丈夫!?薬飲む!?あ､ここ孤島だから薬ないや！ｧｧｧｧｧｧｧｧｧ明日は嵐d』

「最後までちゃんとききなせェ」

『はい｡すみませんでした｡』

「俺の好きな奴は………」

やめて､それ以上言わないで!!

1人勝手に絶望に陥ってた瞬間､貴方の口から発した言葉｡

「Aでさァ………」

一瞬耳を疑った｡
でもその後､涙がボロボロ落ちてきた｡
こんな汚れきった私にも､愛してくれる人がこんなそばに居てくれたこと｡

本当に嬉しかった｡

『よ､よかったあぁぁあ………』

「へ？」

おっとついつい口が滑っちゃった｡