【銀魂】美しき高みの花に恋した一番隊隊長【沖田総悟】

10話 ページ11

『総悟様!!』

「A!?どうしたんですかィ？俺はもう飽きたって…」

『ううん､そんな事ない!!あれ実はドッキリだったの…テヘッ』

「…ドッキリだったんですかィ…よかったでさァ｡俺本気でAに嫌われたかと思いやした｡」

『そんなわけないよ〜!!』

ｸﾞｻｯ

「!!」

『…え？総悟様…私…なんでお腹痛いの？ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ…なんで口から…血が……？』

ﾄﾞｻｯ

「Aっ!!Aーーっ！」

っ！
…夢か

はぁ…嫌な夢を見た｡Aが殺される夢なんて…縁起わりぃ｡
…同時に胸騒ぎがする
嫌な予感が的中しなけりゃいいが…

こんな事を思いつつ､土方達の所へ行く｡
合流すると､土方達はものすごく焦っていた｡

「総悟！」

「なんでさァ」

「大変なんだよ…っ!!」

「どうしたんですかィ､おちついてくだせェ土方さん」

「あ､ああ｡実はだな…お前のいつも指名してるAが……」

「……身請け？」

「身請け先の相手が…寺門なんだよ！」

嫌な予感は的中した｡
土方にそいつのアジトを聞き､猛スピードでアジトまで突っ走る｡
あの時…Aが俺を突き放したのは……！

「Aーーっ！」

貴方side＊

総悟様を突き放した次の日
私は寺門様に身請けされた｡
盛大な見送り式は､私も相手も望まなかったからやらなかった｡
私は寺門様の家に着くと､後ろから鈍い痛みが走ると共に､その場に倒れた｡
そこからの意識は途切れていった…

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