あの子達への贖罪を【コナン×約ネバ】

＊10ー6 ページ37

「貴方達には事情聴取をします
なんでか分かるわね」

私は努めてにっこりと優しげに微笑む
相手の3人はポーカーフェイスを崩さずに頷いた

それにクツリと笑って一人一人と話した
最後の1人ー降谷の番になった

「後の2人は帰っていいわ」
「「は！失礼します！」」

話を聞き終わった2人を戻し、降谷と向き合う

足音が消えたのを確認し、ゼロに話しかけた

「ゼロ、千田の事どう思う？」
「…Aも思ったか
俺も限りなく黒に近いと思う」
「はぁ、そうよね…」

私のため息にゼロは落胆したように肩を落とす

「まあ、あっちの世界で踏ん張ってられるのなんて少ないさ
あいつはよく頑張ってくれた」

そう言いながら握ったカップがばきりと割れた
かなり厚かったと思うんだけど、その陶器

「怒りが隠し切れてないわよ」
「おっと、失礼」

呆れたように笑って指摘すれば、彼は態とらしく肩をすくめる

「ついでに隈もね」

トントンと目の下を指で叩けば、今度は困ったような顔をして笑った
本当に表情がよく変わる子だ

「寝れないんだよ」
「ふふ、どうせ寝るのが面倒くさいだけでしょう
今日は強制送還です。帰りなさい」
「いや！待ってくれ、やっと組織から連絡が来ない日なんだ！」
「書類は私が目を通しておくわ
さっさと帰りなさい」
「けど！「帰りなさい？」………はい」

にっこりと笑ってやれば、最終的に折れたゼロ
お情けで迎え(ヒロ)だけは派遣してあげよう

会議室から出て行くゼロを見送り、頭を回転させ始める






さて、ネズミはどこまで潜っているのやら




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皆さん！こんばんは！

やっと更新できました
本当にお待たせしました！


またちょくちょく更新していきます！！

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