あの子達への贖罪を【コナン×約ネバ】

＊8ー8 ページ11

said supiritas

「…ウイスキートリオのうち2人がノックなんて…
あなたたちも苦労するわね。バーボン、スピリタス」

目の前の金髪の女がゆったりと足を組みながら言う
それにバーボンは困ったように眉をひそめ、俺はため息をついた

今日の10時ごろ
赤井秀一がノックだとバレた
きっかけは秀一の下についている部下の不手際

はっきり言わせてもらう
何やってんだよ！FBI！
俺の仕事を増やしてんじゃねぇ！

「はぁ、そう言ってくれるなよ。ベルモット」
「クスクス…全くスピリタスが新人を担当すると碌なことがないわね」
「…やっぱり新人なんて嫌いだ。ネズミ狩りに行ってくるよ、バーボン」
「仕方ないですね…という事です。ベルモット
あの件はまたの機会に」
「ええ、いいわよ。good night,my kitty」

ぎゅっと抱きしめられて首元にするりと盗聴器を付けられる
すんなりと許可を出したベルモットに先程つけられた盗聴機を投げ返す

「……人間相手だからって調子に乗るなよ？バイヨン卿…」
「さて？なんのことかしらね」

クツリ、と喉の奥で挑発するように笑う女の皮を被った奴に舌打ちを返した
本当に吐き気がする所だ

＊8ー9→←＊8ー7

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す