【ヒロアカ×刀剣乱舞】轟家の失敗作少女の個性は"刀剣乱舞" (ページ6)

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第5話ページ6

次の日。

???「轟Aさんですね。」

家の周りを散歩していると、黒い服を着た女性に声をかけられた。

『誰ですか。』

澪奈「鏡澪奈と申します。時の政府のものです。」

『時の政府......』

親父から聞いた事がある。
時の政府、ヒーローにも倒せないような敵(ヴィラン)を倒す。荒業を行う組織。

『そんな人が私に何か用ですか？』

澪奈「そこのカフェでお話しましょうか。」

『貴方が私に何もしないという保証はありますか。』

澪奈「約束しましょう。」

『なら、信用してあなたについて行きましょう。』

私は澪奈さんについて行って、カフェに入った。

澪奈「率直に言いましょう。轟A、あなたに時の政府に入ってもらいたい。」

『私のような没個性持ちが時の政府に入れません。』

澪奈「没個性ですか、個性を3つ持っているのによく言えますね。」

『なんで、知っている！？個性届では、氷で出ているのに。』

澪奈「時の政府には千里眼という人の個性を把握する人がいるんです。それであなたのことを知りました。」

『.....私は時の政府に入れません。家に守りたい人がいます。』

澪奈「....連絡先と時の政府の場所をこの名刺に書いてあります。入る気になればこちらに。」

澪奈さんから名刺を貰った。

『分かりました。』

私はカフェを出て、家に帰った。

『....どうするか。』

ﾄﾞﾝ

廊下を曲がると誰かにぶつかった。

焦凍「ちゃんと前見ろ。」

ぶつかったのは焦凍で、お母さんが入院してから性格が変わった。

『ごめん。』

焦凍の脇を通ろうとしたら胸ぐらを掴んできた。

『っ痛い。』

焦凍「Aがお母さんこの事を守れるほど強かったら、お母さんが病院に入ることもなかった。」

『ごめん。』

(『焦凍は訓練で心に余裕がないんだ。』)

焦凍「もう、失敗作の顔なんて見たくない。」

『分かった。』

私はそのまま自分の部屋に走っていった。

自分の部屋に入ると、目から涙が出てきた。

『なんで......泣いているの。』

泣いている理由は理解していたが認めたくなかった。

焦凍に失敗作って言われたことが嫌だった。悲しかった。

お母さんを守れなかったから、焦凍を守ろうとした。でも、いらないと言われた。

私は時の政府に電話をかけた。

『轟Aです。鏡澪奈さんはいますか。』

澪奈《「どうしたの。」》

『時の政府に入ります。』

澪奈《「分かったわ。」》