第伍話 ページ9
Aside
3月1日。
今日は凝山中学校を卒業する日だ。
友達がいない私にとってはどうでもいい事だけどな。
そんなわけで、卒業式を適当に済ませ、家に帰った。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
『ただいま。って言っても誰もいないけど。』
いつもは鍛錬するけど、今日は卒業式だったから、ゆっくりしようと思って、着替えて、居間でゴロゴロしていた。
夕方になって、お母さんから電話が来た。
『もしもし。』
澪「A、卒業おめでとう。」
『ありがとう。』
澪「家で祝えなくてごめんね。」
『別にいいよ。仕事頑張ってね。』
澪「そうね。Aこれからも頑張ってね。あと、＿＿＿＿ね。」
『今なんて言った？』
澪「なにも。じゃあね。」
『じゃあ。』
お母さんとの電話を切った。
『何を言っていたんだ。』
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
お母さんが言っていた言葉を考えているとチャイムがなった。
『次から次へとなんなんだ。』
玄関に向かい、ドアを開けると、紅白頭の男の子が立っていた。
『2年の轟？』
焦凍「そうです。藤之宮先輩。」
『私に何か用？』
焦凍「冬美姉さんが藤之宮先輩のこと家に連れて来いって」
『？分かった。ちょっと待っててくれ。』
私は家の中に戻り、多少の荷物を持って、家を出て、轟の家に来た。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
焦凍「ただいま。」
『お邪魔します。』
冬美「あなたが藤之宮Aちゃんね。私は焦凍の姉の冬美です。」
中から白髪に赤毛が混じった女性が出てきた。
『こんにちは。』
冬美「Aちゃんの卒業記念の料理できてるからね。」
『え？』
冬美「あれ、Aちゃんのお母さんから聞いてないの？」
『聞いてないです。』
冬美「Aちゃんの親とうちのお父さんが同級生で仲が良くて、頼まれたんだよ。」
焦凍「クソ親父が決めたのかよ。」
冬美「まあ、中に入ってご飯食べようね。」
靴を脱いで、冬美さんに案内されて、居間に入った。
居間には豪華な料理があった。
『すご。』
冬美「さぁさぁ、座って。」
私は座布団の上に座った。
天麩羅や生姜焼きなどたくさんの和食が机の上に並んでいた。
冬美「食べて食べて！！」
『お言葉に甘えて。』
私はご飯を食べたした。
『美味い！！』
冬美「良かった。」
私は天麩羅などを食べていた。
隣に座っている轟はずっとザル蕎麦を食べている。
『そんなに好きなのか。』
焦凍「ああ。」
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人形師(プロフ) - 面白いです！続きが気になります。 (2020年1月22日 8時) (
レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
寝不足猫ﾁｬﾝ(プロフ) - とても面白くて、好きです！更新頑張ってください！！応援しております！！ (2020年1月20日 3時) (レス) id: 4170bbe3e6 (このIDを非表示/違反報告)
イマツギ(プロフ) - 更新 頑張ってください！応援しています (2019年10月1日 16時) (レス) id: 0eee536beb (このIDを非表示/違反報告)
麻里 - 更新、頑張って下さい。たのしみにしてます。 (2019年9月14日 13時) (レス) id: c144890f71 (このIDを非表示/違反報告)
sortea - すごく面白かったです。更新楽しみに待ってます！ (2019年9月13日 7時) (レス) id: 663d9c3cae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜胆 | 作成日時：2019年8月4日 11時
