参什伍 ページ25
そんなこんなで、夜になりました。←
えー、今は宗次郎と志々雄を待ってるんだけど。
宗次郎の目が殺気で満ち溢れている。←
「ねぇちょっと、怖いよ!笑」
笑って空気を和まそうとするけど、その効果は微妙。
「僕だって今までお世話になった人を裏切るのは怖いんです。殺すつもりはないですけど。そもそも攻撃できるかどうかも謎ですけどね。」
「え。」
なんだその驚異的な強さは。
あの宗次郎がここまで恐れるなんて、並みの強さじゃない。
きっと私なんかじゃ歯が立たない。
それなら、宗次郎の手助けをして、余裕があれば志々雄を倒しに行く。
よし、その作戦でいこう。
「そろそろですかね。」
宗次郎が消えそうな声で呟いた。
聞こえてますよ。←
「よし!頑張ろうね!」
宗次郎の背中をバンッと叩いた。
「Aに言われなくても分かってます。Aも頑張ってくださいね。」
そう言って私の背中を叩く。
めちゃくちゃ痛い。
「いたっ…痛いよ!本気で叩かなくても…」
「本気で叩くわけないじゃないですか。…でもまぁ、無事でいてください。」
そして私の背中を撫でると、振り向いてそのまま何処かへ行ってしまった。
「宗次郎も無事でいて…!!」
胸がいっぱいになりながらも見えなくなりそうな背中に向かって叫んだ。
警察官達がざわざわと騒いでいる。
銃を構えている人、刀を抜いている人、明かりをつけている人、指示を出している人。
いろんな人がいる。
私も準備しなくちゃ。
刀を抜いて、その辺にあった白い紐で刀と手をぐるぐる巻きにする。
これで刀は手放さない。
志々雄一派が来たことを告げる怖い音楽が流れる。
誰が演奏してるのか知らないけど、笛とか太鼓が京都の町中に響き渡った。
白い紐で結ばれた刀を握りしめて、私は最前線へと向かった。
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サブリナ - ピーってなんですか? (2016年2月12日 17時) (レス) id: 35db5af957 (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - 平野美樹さん» え、はやわ(笑) (2014年11月23日 9時) (レス) id: 89bfc33715 (このIDを非表示/違反報告)
平野美樹(プロフ) - 青りんごさん» はよー。しーゆー。 (2014年11月23日 9時) (レス) id: 51a3ac247a (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - 平野美樹さん» なんじゃそりゃ(笑)どうしただん!? (2014年11月23日 9時) (レス) id: 89bfc33715 (このIDを非表示/違反報告)
平野美樹(プロフ) - 青りんごさん» どうもしないよ?w疲れたー。 (2014年11月22日 23時) (レス) id: 51a3ac247a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青りんご | 作成日時:2014年9月15日 17時