参什壱 ページ17
ガッシャーン!!
夜中に大きな物音とホコリくささで飛び起きた。
「え‼︎?何!?」
見ると、壁が壊されていて…黒に身を包んだ男たちがたくさんいた。
この人達がどういう人かっていうのは、よく分からないけど、志々雄の手下なんだろうなぁ…っていうのは一目瞭然。
「A、下がっててください。こんな奴ら、僕一人でできます。」
後ろから肩を掴まれ、グイッと後ろに押された。
でも…まだ1階から登ってきてる足音もする。
「私だって刀あるし、大丈夫だよ。」
枕元に置いてあった私の刀を手に取り、立ち上がって抜いた。
「…怪我しないって約束してください。」
「うん、平気だよ!」
…と、言ったときにはもう私は動き出していた。
「宗次郎も気をつけてね!」
「分かってますよ…!」
宗次郎のその声が聞こえたと同時に、男たちの叫び声と血が飛び散る音が聞こえた。
こんな音、ちょっと慣れちゃったな…
結構人数いたけど、頑張ったら意外とすぐに倒せた。
「はぁーー…宗次郎、お疲れ様…」
「早かったですね。でも、別にAがいなくても僕は一人で倒せました。」
また強がっちゃって笑
可愛いですよ。うん。←
「…怪我はありませんか?」
「ないよ、ありがと!宗次郎は?」
「僕も大丈夫です。」
…あ、そう言えば…
その敬語…やめてもらいたい。
やっぱり敬語は打ち解けた感じがしないし…
まぁ無理はしなくていいんだけど、私は嫌だ。
せめて女が敬語使うでしょ!←
「あのね宗次郎。敬語使うのやめて欲しいなぁー…なんて、思ってるんだけど…」
「…そうなんですか?」
「うん。」
彼なりに色々考えたのだろう。
30秒くらいの沈黙の末、先に喋り出したのは宗次郎。
「それじゃあ…2人きりの時だけですからね。」
う、嬉しい…!
「ありがとう!」
「本当に、変わってますよね。」
「そうかな?てか、もう敬語使ってるじゃんw」
そう言って二人で笑いあっている時だった。
「こんなところにいたのか。」
後ろから声がした。
異様な雰囲気。
怖くて振り向けない。
でも、目の前にいる宗次郎の目が変わっていく。
穏やかなものから、狂気のこもった目に。
「志々雄…………さん…」
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サブリナ - ピーってなんですか? (2016年2月12日 17時) (レス) id: 35db5af957 (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - 平野美樹さん» え、はやわ(笑) (2014年11月23日 9時) (レス) id: 89bfc33715 (このIDを非表示/違反報告)
平野美樹(プロフ) - 青りんごさん» はよー。しーゆー。 (2014年11月23日 9時) (レス) id: 51a3ac247a (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - 平野美樹さん» なんじゃそりゃ(笑)どうしただん!? (2014年11月23日 9時) (レス) id: 89bfc33715 (このIDを非表示/違反報告)
平野美樹(プロフ) - 青りんごさん» どうもしないよ?w疲れたー。 (2014年11月22日 23時) (レス) id: 51a3ac247a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青りんご | 作成日時:2014年9月15日 17時