検索窓
今日:8 hit、昨日:48 hit、合計:185,131 hit

参什壱 ページ17

ガッシャーン!!




夜中に大きな物音とホコリくささで飛び起きた。

「え‼︎?何!?」



見ると、壁が壊されていて…黒に身を包んだ男たちがたくさんいた。


この人達がどういう人かっていうのは、よく分からないけど、志々雄の手下なんだろうなぁ…っていうのは一目瞭然。



「A、下がっててください。こんな奴ら、僕一人でできます。」


後ろから肩を掴まれ、グイッと後ろに押された。





でも…まだ1階から登ってきてる足音もする。



「私だって刀あるし、大丈夫だよ。」



枕元に置いてあった私の刀を手に取り、立ち上がって抜いた。

「…怪我しないって約束してください。」




「うん、平気だよ!」



…と、言ったときにはもう私は動き出していた。


「宗次郎も気をつけてね!」




「分かってますよ…!」



宗次郎のその声が聞こえたと同時に、男たちの叫び声と血が飛び散る音が聞こえた。

こんな音、ちょっと慣れちゃったな…




結構人数いたけど、頑張ったら意外とすぐに倒せた。





「はぁーー…宗次郎、お疲れ様…」




「早かったですね。でも、別にAがいなくても僕は一人で倒せました。」



また強がっちゃって笑
可愛いですよ。うん。←




「…怪我はありませんか?」




「ないよ、ありがと!宗次郎は?」



「僕も大丈夫です。」




…あ、そう言えば…
その敬語…やめてもらいたい。


やっぱり敬語は打ち解けた感じがしないし…






まぁ無理はしなくていいんだけど、私は嫌だ。

せめて女が敬語使うでしょ!←







「あのね宗次郎。敬語使うのやめて欲しいなぁー…なんて、思ってるんだけど…」




「…そうなんですか?」


「うん。」




彼なりに色々考えたのだろう。



30秒くらいの沈黙の末、先に喋り出したのは宗次郎。


「それじゃあ…2人きりの時だけですからね。」



う、嬉しい…!



「ありがとう!」




「本当に、変わってますよね。」



「そうかな?てか、もう敬語使ってるじゃんw」



そう言って二人で笑いあっている時だった。




「こんなところにいたのか。」






後ろから声がした。



異様な雰囲気。
怖くて振り向けない。



でも、目の前にいる宗次郎の目が変わっていく。


穏やかなものから、狂気のこもった目に。









「志々雄…………さん…」

参什弐→←参什



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (127 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
202人がお気に入り
設定タグ:るろうに剣心 , 瀬田宗次郎 , 神木隆之介   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

サブリナ - ピーってなんですか? (2016年2月12日 17時) (レス) id: 35db5af957 (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - 平野美樹さん» え、はやわ(笑) (2014年11月23日 9時) (レス) id: 89bfc33715 (このIDを非表示/違反報告)
平野美樹(プロフ) - 青りんごさん» はよー。しーゆー。 (2014年11月23日 9時) (レス) id: 51a3ac247a (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - 平野美樹さん» なんじゃそりゃ(笑)どうしただん!? (2014年11月23日 9時) (レス) id: 89bfc33715 (このIDを非表示/違反報告)
平野美樹(プロフ) - 青りんごさん» どうもしないよ?w疲れたー。 (2014年11月22日 23時) (レス) id: 51a3ac247a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:青りんご | 作成日時:2014年9月15日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。