会いたかった彼女 ページ21
YN side
結局
仕事が長引いて
事務所に着いたのは
夕方だった
YN「はぁ…」
CM「ヒョン…
お願いですから!
何度も何度も溜息つかないでください、はぁ…」
YN「チャミナだって!」
いつものように
待っていたペン達に騒がれながら
事務所へ入る
SF1「見た見た?!
めっちゃくちゃオーラ凄かった
やっぱカッコいいよねー」
SF2「俺、時が止まったよ!
彼女の周りだけキラキラしてて…
あ、お疲れさん!」
なんだか
浮き足立った様子のスタッフさん
こっちは完全にブルーなんだけど
羨ましいな…
CM「ヒョン?
コレって」
YN「なに?いいよね、楽しそうで…こっちは」
CM「いや、ひょっとすると」
そう言いかけて
スタッフさんに話しかけに行く可愛い弟
笑顔で戻ってくると
何も言わずにハグされた
YN「なに?そんな面白い話だったの?」
CM「ヒョン!
やりました!
KAISER事務所にいるみたいですよ!!!」
え?
ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん?
え、え、なんて?
CM「だから、会えるんです!はい!」
YN「チャミナ!僕、泣きそう!」
思いっきり抱きしめかえす
わぁ
もうなんて言っていいか
幸せだ
だって
ずっとずっと
秘めていた恋心
今なら
彼女を守れる
再会して
やっぱり想いを伝えよう
チャンドラ
ありがとう
ヒョンを応援してくれるんだね!
こんなに嬉しいことはないよ
CM「ヒョン、ヒョン!
起きてください!」
YN「ん?!
起きてるよ!」
へ?
CM「事務所着きましたよ!
行きますよ、先に!」
YN「ええええぇー!!!!」
MJ「おぉう?!なんだ?ユノどうした?」
YN「はぁ…マネヒョン
僕の夢は儚く散ったよ…」
MJ「どした?」
YN「なんでもないよ」
一層気分が沈んだまま
事務所に入ると
あれ?チャンミナは?
SF「あ、お疲れ様です!」
YN「お疲れ様です、すみません
チャンミンどこいったか分かります?」
SF「今日はKAISERさんがいらっしゃってて
8階に向かいましたよ」
YN「え?本当ですか?!」
SF「えぇ、とってもお綺麗なデルさんと
カッコいいダルさんでしたよ」
体勝手に動いて
エレベーターに飛び乗った
2
3
4
8へのカウントダウンと共に
高鳴る胸の内
会いたかった彼女に
やっと…
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作者名:リン | 作成日時:2015年3月14日 23時