任務とは ページ4
あれから1ヶ月がたち私はすっかり学校に馴染むことが出来た。
すべて夏油さんと硝子ちゃんのお陰だ。
なんで硝子ちゃんかって?
彼女に同じクラスで同じ女子なんだからそんなに壁作んないでって言われて下の名前で呼び合うことになったのだ。
そんなこと初めてだったので未だに名前を呼ぶ時は少しドキドキする。
悟さまは基本的に私を無視して夏油さんに話かけているので特にこれといって進展はない。
夏油さんはよく私に話しかけてくれる。
硝子ちゃんは術式的に外に任務に行くことが少なく、夏油さんと悟さまはあっという間に1級まで上り詰めたので未だに3級の私は誰とも任務が被ることなんて無かった。
今日も1人で任務だ。
女性の補助監督の車に乗り込み茨城県に向かう。
目的地の廃病院に着けば車から降りる。
「それでは帳をおろしますね。
闇より出でて闇より黒くその穢を禊ぎ祓え」
辺りに夜が広がっていく。
「ご武運を」
補助監督を背に私は廃病院に足を進めた。
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作者名:リモコン | 作成日時:2021年1月14日 6時