・_バーボンside_ ページ6
バーボン(降谷)side
銃を持った手が震えている。
こんなのらしくない、
自分でも分かっていた。
しかし目の前の真実は残酷で。
自分が撃ってしまった少女は背中から
血を流し倒れ、
翔平と呼ばれていた男は
駆け寄ってきた幸二という男に指示を
している。
本当はこんなはずじゃなかった。
まだ本当に黒なのかどうか確信が
持てないため、殺すという選択肢は
最初からなくしていた。
だからせめて足止めになるように、と
“翔平”の腕を狙った。
しかしそこに俺が狙っているのを
知ってか知らずか、いきなり彼女が
庇うように飛び込んできたのだ。
そのまま引き金は引かれ、
銃弾は彼女の背中にあたった。
酷く後悔した。
もし、彼女が白だったとしたら。
まだ若い彼女の命を奪ってしまった
かもしれない。
そんな後悔が心の中を駆け巡り、
気付いたときには彼女の姿はなく、
“翔平”だけが立っていた。
彼の挑発的な言葉に平然を装い、
いつものように返答する。
しかし彼は銃も出さずに、
俺の方を見て、急に黙った。
一体、なんなんだ。
この時俺は、さっきの出来事で
気が動転していたのか、
気付けなかったのだ。
彼が俺の方を見る本当の意味と、
後ろから忍び寄る気配に。
翔「……焦りは最大のトラップだ。
後ろに注意しろ、バーボン。」
「な…っ！？」
その言葉を聞いた瞬間、
俺は自分のコードネームを
知られていたことよりも、かつて同期
の口癖であったあの言葉に
反応してしまった。
警察学校を卒業してからは全く聞く
ことのなくなったその言葉は
これまでも俺を幾度か救ってきた。
何故その言葉をお前が知っている…？
しかしその思考は振り返った直後に
きた衝撃で途切れてしまった。
薄れゆく意識の中で、
遠い昔に永遠の別れを告げた
アイツの泣きそうな声が聞こえた気がした。
景「ごめんな、ゼロ…。」
ーーーーーーーーーーーーー
予想以上にシリアスな展開に
なってしまいました…。
すいません。
ちゃんとギャグも書きます。
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しの(零時） - 憂国のモリアーティとコナンのコラボとは斬新！続きを首を長くして待ってます！ (2020年11月18日 0時) (
レス) id: 0718db87f2 (このIDを非表示/違反報告)
push-coffee - うさきん♪さん» ありがとうございます！すっごい嬉しいです！更新できるように頑張ります！ (2020年4月7日 22時) (レス) id: 4ffc2e8147 (このIDを非表示/違反報告)
うさきん♪ - まだ、途中しか見てませんが…最っ高です！私得すぎてやばいです(笑)更新がんばってください！ (2020年4月7日 19時) (レス) id: b69ba598bd (このIDを非表示/違反報告)
push-coffee - 白浪燈夜さん» ありがとうございます！最近少し更新ペースが落ちてきてしまっていたのでとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月30日 21時) (レス) id: 61c763aa02 (このIDを非表示/違反報告)
白浪燈夜 - ゆ、憂国のモリアーティ！？ずっと夢小説でコラボ無いかと探してたんですよ！読めて嬉しいです、続き更新頑張ってください！！ (2020年3月29日 20時) (レス) id: b3ddaf4719 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：push-coffee | 作成日時：2019年12月30日 0時
