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ビルの中の休憩スペースに座っていたのは、中年の男性だった。目の下の隈が酷く、寝てないのだろうと予想がつく。
『すみません、大岩一さんですか？』
大「はい。お待ちしておりました。
私が大岩一です。」
『……随分とお疲れの様子ですけれど、大丈夫ですか？』
大「大丈夫です。いつものことですから。」
『それは…今回の依頼の件と関係ありますか？』
大「……！えぇ、まぁ。とにかく座ってください。話すと長くなります。」
向かい側の椅子に座る。
すると、彼は言った。
大「社長を、殺して欲しいんです。」
一般人にしては強すぎる程の殺気を彼から感じた。少しヒヤリとしながらもその理由を聞く。彼は先程と一転、うつむきながら話し出した。
大「私には、妻と五歳の娘がいました。１ヶ月前に、会社から強制的に離婚するようにと離婚届けを渡されました。私は、妻と娘を愛していました。なので社長に直接言ったのです。私は離婚したくない、と。しかしそんな私に社長は…！ならば私が書いてやると離婚届けを勝手に書かれ、妻のところへ持って行かれてしまったのです！そして妻に私が浮気しているなどと吹き込み、妻はそれを信じてしまった！
その日家に帰ると、既に妻も娘もいなく、置いてあったのは記入済みの離婚届けと指輪だけだった…。」
『それは…辛かったでしょうね。』
大「はい。それに、こういうことをされた人は私一人ではないんです。今ここに残って残業している方たちも同じような被害に合っています。離婚させられた後は、圧倒的に周りより仕事量が増え、期限も短くなり、徹夜で残業しないと終わらないんです。」
『なるほど。』
彼の隈の理由はそれが原因か。
……なんというブラック社長だ。
社員を離婚させて何が楽しいんだか。
大「…でも、私が受けた被害は軽い方だったかもしれないんです。」
『どういうことですか？』
大「噂なんですが、社長に殺されてしまった人がいるらしくて。部署が違うので、正確かどうかはわかりませんが。」
『…！分かりました。その部署を教えて頂けますか？』
人殺しとなれば、与える罰の重さも違ってくる。私たちは、教えられた部署へ出向くことにした。
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しの(零時） - 憂国のモリアーティとコナンのコラボとは斬新！続きを首を長くして待ってます！ (2020年11月18日 0時) (
レス) id: 0718db87f2 (このIDを非表示/違反報告)
push-coffee - うさきん♪さん» ありがとうございます！すっごい嬉しいです！更新できるように頑張ります！ (2020年4月7日 22時) (レス) id: 4ffc2e8147 (このIDを非表示/違反報告)
うさきん♪ - まだ、途中しか見てませんが…最っ高です！私得すぎてやばいです(笑)更新がんばってください！ (2020年4月7日 19時) (レス) id: b69ba598bd (このIDを非表示/違反報告)
push-coffee - 白浪燈夜さん» ありがとうございます！最近少し更新ペースが落ちてきてしまっていたのでとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月30日 21時) (レス) id: 61c763aa02 (このIDを非表示/違反報告)
白浪燈夜 - ゆ、憂国のモリアーティ！？ずっと夢小説でコラボ無いかと探してたんですよ！読めて嬉しいです、続き更新頑張ってください！！ (2020年3月29日 20時) (レス) id: b3ddaf4719 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：push-coffee | 作成日時：2019年12月30日 0時
