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沖「モリアーティ…ですか。」

『はい。』



沖矢さんが見事に私の好きな人物…
というか先祖様を当てた。
さすが大学院生。ん?関係ないか。



沖「珍しいですね。モリアーティが
好きだ、なんて。」


『そうですか?
まぁ、所詮悪役ですものね。


…表側しか見ていないような
人達にとっては。』


沖「…!!」



私が最後の一言を言った瞬間
沖矢さんは何かに勘づき、体を
強ばらせた。


そりゃ、意味深な発言はしたけれども
ここまで警戒しなくてもいいんじゃ?



沖「では、悪役と英雄の話を
もっとしませんか?
そうですね…
バーボンでも飲みながら。」


『…!』



ごく最近聞いた名前に今度はこちらが
体を強ばらせる番となった。

もしや、彼はあの組織の仲間?

いや、ただの酒好きかしら?


どっちにも確信が持てない今、
これ以上ここにいるのはまずい。



『あ、私このあと人と会う約束が
あるの。ごめんなさい、
今日は帰ることにするわ。』


沖「…おや、それは残念です。」



なんか微塵も残念そうな顔してない
んだが。

むしろ、なにかに喜ぶような…?


…考えるのやめよう。
ただでさえこの糸目は何考えてるのか
分かんないんだから。

急にバーボン出してきたり。


初対面の女性を家に連れてきたり。
(しかも居候中の!)


外国にでも住んでたのだろうか?

アメリカとかこういうこと普通に
やってそうだしなぁ…。



ま、どうでもいいや。


沖矢さんに見送られて、外に出ると
もうすでに日は傾きかけていた。

これ以上寄り道とかしたら
あの五人怒りそうだし、帰ろう。

なにかと過保護なんだよな…
特に幼馴染み爆処コンビ。

あのまま爆死させとけば
良かったかな…なんて。


今あの二人を失うわけにはいかない。

これからの“ショー”に二人の力は
必要不可欠だ。

死んでもらっちゃこっちが困る。

……まぁ、私が生きてる限り、
死なせる気なんて更々ないけど。


ーーーーーーーーーー
最後の一言はかなり重要発言に
なります。勘の良い方は気付いちゃう
かもしれないですが…。

バーボンと御一緒に 第二幕→←・



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しの(零時) - 憂国のモリアーティとコナンのコラボとは斬新!続きを首を長くして待ってます! (2020年11月18日 0時) (レス) id: 0718db87f2 (このIDを非表示/違反報告)
push-coffee - うさきん♪さん» ありがとうございます!すっごい嬉しいです!更新できるように頑張ります! (2020年4月7日 22時) (レス) id: 4ffc2e8147 (このIDを非表示/違反報告)
うさきん♪ - まだ、途中しか見てませんが…最っ高です!私得すぎてやばいです(笑)更新がんばってください! (2020年4月7日 19時) (レス) id: b69ba598bd (このIDを非表示/違反報告)
push-coffee - 白浪燈夜さん» ありがとうございます!最近少し更新ペースが落ちてきてしまっていたのでとても嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2020年3月30日 21時) (レス) id: 61c763aa02 (このIDを非表示/違反報告)
白浪燈夜 - ゆ、憂国のモリアーティ!?ずっと夢小説でコラボ無いかと探してたんですよ!読めて嬉しいです、続き更新頑張ってください!! (2020年3月29日 20時) (レス) id: b3ddaf4719 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:push-coffee | 作成日時:2019年12月30日 0時

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