ネバーランドと天才と――――― ～３～【約束のネバーランド】 (ページ15)

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#30 鼎談ページ15

Aside

マルク「がんばれドミニク～」
ロッシー「がんばれ～！」

皆の応援の中、ドミニクが必死に松葉杖をついて歩いてる。
頑張れ、、、

でも、肝心のクリスはまだ目覚めてない。
いくらなんでも長すぎる、、、

――――ガチャ

A「エマ、レイ、、、クリスはどう、、、？」
エマ「うん、、、」
レイ「顔色はいい。脈も呼吸も落ち着いている。
それに脳に損傷はないってヴィンセントも言っていた。
大丈夫。じき目覚めるよ。」
エマ「うん、、、」

エマ、、、

レイ「それよりもノーマンだ。」
エマ「昨日も帰ってこなかったね、、、

早く話がしたい。」

ノーマンと話、か、、、、

エマ「あれからずっと考えてる。仲良くなれたのに。バーバラも、シスロも、ヴィンセントも。
みんな、すごく楽しくていい人達なのに。
あんな風に憎しみ一色になるなんて。
ＧＰで、、、オリバー達も鬼を憎んでいたけど、、、
あんな果てのない憎しみは初めて、、、怖かった。
『鬼への同情』じゃない、、、私、あの時目の前の憎しみの深さが怖かったの。

でも、、、
『敵はみんな同じ』って、ムジカも？あの子供の鬼達だってきっと何も知らないよね？
それを全部同じだなんて、おかしい、、、おかしいよ、、、！」

エマ、それでも―――

A「―――でも、やられた私たちにとっては関係ないって思うしかないの。」
レイ「ああ、受けた苦しみは紛れもなくて、『憎むな』なんていえることじゃない。
憎みだしたら止まらなくて、どんどん膨れあがって、、、どうしようもない憎しみの連鎖。
これが『戦争』ってやつなんだろうな。」

『戦争』、、、なのかな、、、