一話 【神流】 ページ2
江戸はかぶき町。
現在地スナックお登勢。
カウンターで銀時と新八が連れてきた女の子がご飯を爆食いしている。
神楽「おかわりヨロシ?」
登勢「てめっ 何杯目だと思ってんだ うちは定食屋じゃねーんだっつーの」
二人がいうには彼女は自分と同じ夜兎族らしい。
白い肌に傘。
それにあの明るい髪色がどこか懐かしい。
彼女・・・神楽とスナックの主 お登勢との掛け合いを眺めつつ髪を三つ編みに結び直す。
髪切ろっかな、なんて考えながら
げっそりとした顔の二人を眺める。
登勢「ちょっと!銀時!!なんだいこの娘!
もう五合も飯食べてるよ!
どこの娘だい!」
新八「五合か…まだまだこれからですね」
銀時「もう うちには砂糖と塩しかねーもんな」
『元々ロクなものは入っていなかったような気もするけどね』
よくあれで生活できていたな、とつくづく思った。
登勢「なんなんだい アイツら あんなに憔悴しちまって… ん?」
お登勢さんの疑問符に振り返るとそこには
炊飯ジャーごと食べている神楽の姿が。
登勢「オイぃぃぃ!まだ食うんかいィィ!
ちょっとだれか止めてェェェ!」
お登勢さんの悲痛な叫びは誰にも届きません。
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